アングリールック

母親が夜な夜な鏡の前で泣いている。
そういう場面を見たせいか。
視力は低いのだが、コンタクトレンズをしようとする気になれない。
今はあまりないのかも知れないが、当時はハードコンタクトレンズ。
母親は小さい頃の僕に聞こえるように言っていたのかそうではないのか、ともかく「目の裏側に行ってしまって取れないー」と三面鏡を前に泣いていた。
その、こうかはばつぐんな見た目にくわえて「目の裏側」という普段意識しない箇所の存在を強く示唆される。
それが今、コンタクトレンズをしない唯一無二の理由となっている。
そんな僕に対して「めがねは度、入ってんの」やら「なんでコンタクトレンズにしないの」なんてのたもう輩がおる。
何を言っておるのか。
怒りで目の色変わるわ。

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