僕はわらった。

神「うひゃひゃ。」
神々「どうしたの!?。どうしたの!?」
神「うひゃひゃ。」
神々「わらってるの!?。わらってるの!?」
神「いやあ。人間の世界ではありそうな事で笑える「あるある」ってのがあるんだけど」
神々「うん!!。うん!!。」
神「それが面白くてね」
神々「どうして!?。どうして!?」
神「どうもそれを見ていると、人間達は「ありえそうな事」は他では起こりにくそうな事だと勘違いしているらしくねて」
神々「なに言ってんの!!。なに言ってんの!?」
神「他では起こりにくそうな事が、ある環境ではやたら起こる。それを共感できる事が面白いらしい」
神々「なに言ってんの!!。なに言ってんの!?」
神「例えば、プレゼントのラッピングを、喜びのあまり本人の目の前でめちゃくちゃにして開けちゃった、なんて事は、人間界では「あるある」になる」
神々「うん!!。うん!!。」
神「しかし我々から見たらさ。もちろんその「あるある」もラッピングを存在づけるひとつの重要な要素だけど。」
神「でも、人間達が「それはラッピングに関するものとしてはありえない!!」と考えていることが、どれほどラッピングの存在を維持しているのか、わかっていないんだよね」
神々「なに言ってんの!!。なに言ってんの!?」
神「言うなれば、全てのものは全てのものに対して「あるある」なんだよ」
神々「ばかなの!?。ばかなの!?」
神「だからさ。例えば我々が「ラッピングをびりびりにしちゃうことを許可した」とき、同時に何を許可しなくてはならないって教科書にあったっけ?」
神々「忘れてる!!。忘れてる!!」
神「確か、「そこから半径300mの誰かの鼻緒が切れることを許可する」だ。このとき、我々は鼻緒が切れる事とラッピングがびりびりになることは当たり前のように関連づいてて気づかないくらいだけど、人間界ではそんなこと知らないから、「鼻緒が切れる」ことは「あるある」にはならない」
神「人間界で「いやあ、目の前にラッピングしてくれた人がいるのに、包装をめちゃくちゃに開けちゃったら、岸田さんの鼻緒も切れちゃって」で、「あるあるー」とはならないわけだ」
神々「不思議だね!!。不思議だね!!」
神「むしろ「だれだれー」になる」
神々「岸田さんだね!!。岸田さんだね!!」
神「そう。そしてもう我々の感じだとこの時点で「岸田さん、あるあるー」ってことになる」
神々「あっ、確かに岸田さん、あるね!!」
神「岸田さん、あるわー」
神々「岸田さん、あるわー」

僕はやめた。
僕はまとめた。
僕はくぎった。
僕はうたった。
僕はあたえた。

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