なぜか台北 その48

【あらすじ】
台湾旅行。
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台湾のマッサージ店。
待合室で待っていると、なぜか店頭のカウンターに戻るよう言われる。
そこでどこをもんでもらうかを選ぶシステムのようす。
大きく、全身をどんな感じでもんでもらうのかが3パタン。
それに付随する、かかとすりや洗顔などのアクセサリ。
全身の3パタンは正直どれが何なのかもわからなかったが、とりあえず「踏む」タイプの写真が添えられていないものを選ぶ。
それだけで数千円となかなかの金額だが、せっかくだからアクセサリも何か考える。
僕はパンフレットに載っていた、耳あかを取っている仙人のようなご老人を思い出した。
一昔前のコントの医者がしていそうな額帯鏡。
彼なら、洗車用の高圧スプレーによる超絶耳掃除をしていたとしても耳あかを取ってくれそう。
あるいは少量の脳みそをもって「ほら耳あか取れたよ」と言ってくれそう。
パンフレットの中でも異彩を放つその男性は、ご老体ながらダンディー。
おいしいコーヒーを入れてくれそうであるし、遺産相続の際は適切なアドバイスをくれそう。
飲み過ぎなお酒をたしなめてくれそうであるし、よくわからない布を手にかけて横にいつもいてくれてそう。
そして耳かきがうまそうなわけだ。
上記理由から耳掃除をしてもらいたかったがあいにく今日はやっていないとのこと。
仕方がないので「顔の皮脂を取る」「かかとすり」をやってもらうことにした。
日頃、両方をかなりないがしろにしているため、どんな変化が得られるのか、わくわくしてきた。
取ってくれる人も取りがいがあるはずだ。

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