ジニーをつかまえに。 その3

昨日からのつづき。
【あらすじ】
5月27日にディズニーシーに行ってきた。
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小劇場というにはあまりに立派なそのシアターには舞台があり、そこでメガネの少年が右往左往している。
故あって、鍵を探しているのだ。
舞台上を探しつくしてしまった彼は、座席で3Dメガネを持て余していた僕たちにも懇願してきた。
「そのへんに鍵落ちていませんか!?」
子供達は健気にも椅子の下まで探している。
おそらくそのとき、大人達の多くは年末ガキの使いの「山崎、蝶野のやりとり」を思い出していた。
「マジックランプシアター」のウリはメガネによるジニーの3Dアクションであることは明白だ。
事実、ストーリー後半ではジニーがそんなに動く事ないじゃないというくらいに動きまくり、3Dのすごさを体全身を使って表現していた。
その動きはディズニー映画の「アラジン」で見られたような人外のもので、見ているだけで楽しい。
彼が動く度、シアター内に驚きの声が上がったことでもそれはよくわかった。
しかし一方で、シアターのヒールであるマジシャン「シャバーン」とメガネの少年のやりとりに心奪われたものも少なくないだろう。
メガネの少年が鍵を探しているとき、彼は現れた。
僕の見る限り「シャバーン」はほぼ「神無月」で、少しでも気を抜くと本当に神無月に見えてくるくらい、神無月だった。
神無月はたいそう面白く、そして笑わせ慣れしていた。
そしてストーリー進行の中軸として、よく騒いだ。
そう。
神無月は巧みな話力でシアター内を盛り上げ、メガネの少年にいやがらせをし、そしてジニーに消された。
結果的に、ジニーに消されてしまう神無月。
ディズニー映画では「このあと、この悪役必ず死ぬでしょ?」というシーンが結構ある。
その点はちょっと嫌なのだが、ショー内で文字通り消されてしまう神無月を見て、それを思い出した。
しかし安心。
「マジックランプシアター」を終え、次に見たアラジン的なショーに神無月は出てきた。
消されたのは、ジニーお得意の「ちょい消し(※)」だったのだ。
※たぶんないです

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