遺跡にて。 その3

昨日からのつづき。
【あらすじ】
5月27日にディズニーシーに行ってきた。
=====
「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」。
ジープ様という、それは安全ベルト必要だねという乗り物で、暗闇を進むのは気分のいいものではない。
そして僕は「インディ・ジョーンズ」の映画を見た事がある。
「なんだか何も起こらず到着しました」ということは、インディ的にもシー的にもないのである。
コースは一貫して薄暗く、これからこの乗り物がどういった挙動を示すのか、全く予想できない。
僕は、これがジープ様だからできる、ある秘策を実行する事にした。
それは「この車を自分が運転しているように考える」である。
そう考えると、急な速度増加や落差、カーブなどが発生しても「まあ自分が運転しているのだから仕方がない」と思えるのだ。
事実、このアトラクションはちょっと激しい。
特にカーブは強烈で、施設内だからそれほど直線を維持できないには仕方ないにしても、とにかく急カーブが多い。
そして乗り物はジープ様だ。
開放感あふれているため、暗闇に放り出されそうな恐怖がある。
それでも自分で運転していると考えれば、結果的には自分が大丈夫と判断しているわけだから大丈夫だろう、という安心感が得られる。
だから僕は、左右に揺さぶられながらも、この乗り物の動きによる恐怖はほとんど感じなかった。
どちらかというと、いきなり吹き付けられる空気や怪しくともるたいまつ、そしてラスト付近の巨石転がりの方が怖い。
やはり映画を見たことがあるから、今起きた事は、映画ではこんな惨事になっちゃってた、みたいなことを思い出すからだろう。
自分運転スタイルやら恐怖やらおもしろさで、アトラクションはあっという間に終了した。
もう少し長くても楽しいだろう。
出口付近では、この手の絶叫ものでは普通なのか。
ある場面での搭乗者写真が公表され、売られている。
僕はシーマイスターに「ラスト付近のどこかで写真を撮られる」と聞いていたので、すごい絶叫顔をしておこうと考えていた。
そして実行、どんな写真が撮れているのだろう。
しかしざんねん。
僕の前に座っていたおばさんの揚げた腕が、僕の絶叫顔を上書きしている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です