火消し役 その2

昨日からのつづき。
【あらすじ】
5月27日にディズニーシーに行ってきた。
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基本的に、僕は絶叫マシンは嫌いだ。
それは単に怖いから、ということだけではない。
例えば飛行機という乗り物がある。
あれを絶叫マシンの例として挙げるのはどうかという意見もあるだろう。
ただ例として、僕が絶叫マシンを嫌う理由の説明にはもってこいだ。
至極話は簡単で、飛行機は揚力を得るために加速する。
そのシンプルな関係がいつか頓挫してしまうのではないかという、理由なき妄想が僕にはあるのだ。
より揚力を得るために、より加速する。
程度を超えてなおその考えを実行しようとしたときのことを考えると、怖い。
もちろん、その恐怖は人為的な問題がその根本にあることは明確だ。
今回のブログでわざわざ日付を明記しているのは、それが原因のひとつにある。
が、人というものを、基本的には信用したい。
よって、「より何か」という単調な増幅部分に恐怖を覚えるのだろう。
と、やーや言うておりますが、とにかく「ストームライダー」には安全ベルト的な装備が必要らしかった。
今座ろうかという座席に備えられている。
ただ、目の前にある大きなスクリーンを見て、このアトラクションがやろうとしていることは、何となく想像できた。
おそらく、微動な動作をこの空間全体に与えつつ、目の前の映像で飛んだり跳ねたりする。
か弱い羊である私たち人間は、おろかにも目の前の映像と緩慢な振動を区別することができず、結果飛んだり跳ねたりイメージにとらわれてしまうのだ。
昔でいうところの「びっくりハウス」。
人間というのは視覚に頼るところがどうも大きいのだ。
結果「ストームライダー」は、発生した巨大タツマキを消滅させるために、タツマキ内部に最新鋭飛行機で侵入。
爆弾みたいなものを投下するのがミッションのアトラクション。
僕らが搭乗した機はお調子者が操縦する、偶然にも大変な目にあう方の機体だった。
どうであれ、本アトラクションもとても楽しかった。
後に聞いたところによると、ミッションを終えて外に出た時、僕はこう口にしたという。
「無事に生還できて、本当に良かった」

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