リドアイルの恋 その2

昨日からのつづき。
【あらすじ】
5月27日にディズニーシーに行ってきた。
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リドアイルは長崎の出島のようなたたずまいで、100人くらいが体育座りをすればもう足の踏み場もない。
200人が体育座りをすればもう設計レベルの現場責任者が必要。
そのくらい、少なくとも「ひろっ!!」とは思えない場所だ。
ひとときの場所取りを過ぎると、多くの人は飲み物やファストパス獲得に向けて動き出すため、それほど気にならなかった人口密度。
それは、当たり前だがリドアイルのショー開始時間が迫るにつれて無視できないものになってきていた。
通常歩行するためのスペースはもうないため、体育座りプレイ中の人を避けつつ、場所取りしたところへ戻らなければならない。
僕の前に座っていた男の子のお父さんは、それほどガタイが大きい訳でもないのに、通行といい体育座りといい苦労している。
開始時間になるかならないかくらいのとき、入り口付近がざわめく。
自由の利かない体を無理にそちらへ向けると、鮮やかな衣装を身にまとって若々男女が階段を降りてきた。
グーフィー、チップとデールもいる!!。
ショーが始まるのだ。
このとき僕はどういったものが催されるのか、全くわからなかったのだが、このときの印象をかいつまむと、彼らは祭りを主催、あるいは楽しむためにきた地中海付近の人たちという出で立ち。
そうこうしている間に大きな旗のようなものを風に泳がせ始めた。
湾を後ろに音楽に合わせて踊ってくれる彼らに、僕は何をしてあげられるのだろうか。
あの愛くるしいグーフィー、チップとデールにも。
いや、何もできないだろう。
汗をかきながら迫力ありながら一糸乱れぬ彼らの踊りに、僕は涙した。
こんなに熱いのに、踊ってくれているよ・・・。
踊りが一通りすみそうなところあたりから、彼らは徐に男女ペアになり始めた。
そしてある女性が語りだした。
「あそこにいる男の子と女の子。本当はお互い好きなのに、素直になれないのよ」
そういえば、踊りの最中、彼らは妙にはにかんだり、ふてくされたりするような表情を見せていた。
なんか、ストーリーが始まった!!。

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