不養生

「りんごが赤くなると、医者が青くなる」というのを聞いたことがある。
りんごの有用性をうまいこと言いたいのだろう。
トマトだったかもしれない。
一方、こんなことわざがある。
「風が吹けば、桶屋がもうかる」
これらは、本来の意味はまったく異なる。
だが、後者はその意味が意味であるから、こう述べることもできるだろう。
「りんごが赤くなると、桶屋がもうかる」
桶屋の方は「結びつかないようなことでも実際は、思いもよらぬところに影響があるよ」という意味だから、風が吹こうがりんごが赤くなろうが、桶屋と関係なければそれでいい。
ことわざは失われないのである。
そうなると考えなくてはならないのが「桶屋儲かる要因多すぎ」である。
桶に関する事以外のことをすれば、桶屋は必ずもうかる。
もう桶を作らなくていいくらいになる。
もちろん、とたんにもうからなくなるが、浪費しなければ大丈夫だろう。
桶屋ばんざいである。
ではこちらはどうだろう。
「風が吹けば、医者が青くなる」
白衣の下に何か着ればいいのに。

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