来たるパーカー

「パーカー」日本初来日!!
試着者のよろこびの声です!!
男「やあ、あんなにあったかいとは思いませんでしたよ、パーカー!!」
「本当に着てみてよかったです!!」
女「自分の大切なひとにも着てもらいたい」
「そんな衣類でした!!」
女「最初はどうかなって思ったんです」
「まず、手に取って、上からかぶって」
「そして右うでを通して、左うでを通す」
「これじゃいつものセーターと同じだな、って」
「でも、最後のどんでんがえしが予想外でした!!」
「もう普通の首回りじゃいられません!!」
「せーの、フード最高!!」

変化球ベスト10

変化球ベスト10
ひとよひとよに手抜きごろ
=====
ピッチャー御用達の「変化球」月刊誌を、諸都合により入手しました。
=====
「月刊まがりかど 11月号」
多くのバッターに聞いた!!
あの変化球は打てないわ、のベスト10!!
10位
「魔球!! キャッチャーミットとの出会い率100%!!」
9位
「秘球!! エアーポケット!!」
8位
「絶球!! 蚊取り線香!!」
7位
「幻球!! エベレスト海溝往復便!!」
6位
「真球!! ブラックマンデー!!」
5位
「神球!! バット会わず!!」
4位
「貫球!! 見送りごくろう!!」
3位
「戦球!! 背中さすり!!」
2位
「怪球!! ミットへ届け、平和を願う想い!!」
1位
「牽制球」
牽制球のときも、審判は小さい声で「ボール」と言っています。

僕はやめた。

神「やめる。やめるよ。」
神々「なにを!?。なにを!?。」
神「神をだよ。もうやめるよ。おもしろくないし、みんなから見返りもないし。」
神々「どうやるの!?。どうやるの!?。」
神「話によると、必要な書類を書いたのち、頭の輪っかを海の崖から投げるんだって。」
神々「すごいね!!。すごいね!!。」
神「そしてその輪っかが崖の下にある岩の穴に入ったら、神をやめるという願い事が叶う。」
神々「似たの聞いたことあるね!!。」
神「そうだね。ともかく、善は急げだ!!。」
神「いやあ、書類は大変だったけど、どうにか終わった。」
神々「次は!?。次は!?。」
神「あとは輪っかを投げ捨てるだけだよ。」
神々「それだけ!?。それだけ!?。」
神「そう。そして神の力がまだ使えるから、神をやめるという願いを叶える岩の穴へは百発百中なわけよ。えへへ。」
神々「神やめたらどうするの!?。」
神「うーん。あんまりよく考えていないけど。」
曽根村信孝「例えば、こんな感じになるんじゃないかな。」
神々「曽根村信孝、検索してもいないね!!。」
曽根村信孝「そう、今までいなかった人にこつ然となるんじゃないかな。」
神々「検索に引っかからなかっただけで、いたらどうするの?。」
曽根村信孝「もう、間髪入れずに謝るよね。」
キセキレイ「そしてこうなる。」
神々「鳥だね!!。鳥だね!!」
ワムシ「キセキレイに飽きたら、こういう方向性もある。」
神々「小さいね!!。小さいね!!。」
チョコボールのおもちゃ缶「子供をわくわくさせたり。」
責任感「大人を突き動かしたり。」
盗み聞き「時には悪いことをしてみたり。」
神々「神やめたら、いろいろなれるんだね!!。」
盗み聞き「そう。でも誰にも内緒だからな。」
神「で、ここがその崖なんだけど。」
神々「高いね!!。高いね!!。」
神「こりゃどうしたことかね。」
神々「どうしたの!?。どうしたの!?。」
神「・・・やっぱ、やめとくか。」
神々「なんで!?。なんで!?。」
神「見てみなよ。岩の穴にひとつも輪っかが落ちてない。一人もやめてないんだよ。」
神々「ほんとだね!!。ほんとだね!!。」
神「神の輪っかとはいえ、海へ投棄はいけないってことか。」
神々「そうだよね!!。そうだよね!!。」
責任感「そんなわけは、ないよねえ。」

僕はまとめた。
僕はくぎった。
僕はうたった。
僕はあたえた。

月まで2メートル12センチと、あとちょっと。

月明かりが楽しい季節になってまいりました。
理屈はさておき、秋冬は月明かりが「よく届く」気がする。
それが太陽由来だってかまうものか。
「夜が明るい」ってだけで楽しいもの。
夜の森で背伸びをすると、とても気持ちがいい。
しかし、客観的に考えると「夜の森で背伸びをしている人」は気持ち悪い。
「これからあたい、木になります」
そんなイメージで、なんだか演劇のテクニック。
そう考えると、夜は「止まっていてはだめ」だ。
動いていなくては。
背伸びもそうだが、止まっていることは闇夜にまぎれようとしている、と解釈されてしまう。
闇にまぎれなくてはいけないのは泥棒と暗殺者だけで、まとめると悪いやつ。
止まっていてはだめだ。
だが、一方で動きすぎるのもどうかと思う。
動きすぎるのは闇夜を利用して見つからないようにしている、と解釈できるからだ。
闇夜を利用して見つからないようにしているのは泥棒と暗殺者で、あら不思議。
まとめると、夜は泥棒と暗殺者だった。
誰しも夜から逃れられないことを考えると、毎日みんな泥棒と暗殺者にいいようにされているようなものだ。
「ということで、明日くらいは夜から逃げたいと思います」
飲みにいこうぜ!!。

軌跡

前提:
マウスを前後逆に持って動かすと、ポインタがモニタを越える。
=====
窓から見える歩道を歩くおじいさんをクリックしてみると、あたりをきょろきょろした。
ダブルクリックしてみると、向かい側から知り合いのおじいさんが来た。
ドラッグしてみると、窓枠にぶつかったおじいさんが頭を掻いた。

筆跡

昨日からのつづき。
【あらすじ】
ヘビ文字、うなぎ文字でこれ書かれてもなあ。
※ヘビ文字とは、ヘビの長い体を利用して文字を書くことで、ほぼ「マムシ」と書くための文字。
=====
例えばヘビ文字で「うなぎ」と書かれていたら、その店に対する不審はどれほどのものになるだろうか。
「ヘビ文字」で何を書くといいのかというのは、結果的にはこの感じに収束する。
「スキンケア」
これが「ヘビ文字」で書かれていたとすると、多くの人はこう想像する。
「ヘビの生皮を貼るタイプのスキンケア」
そんなタイプがあるのかどうかは疑わしいが、ひとつだけ注意することがあるならば、ヘビには寄生虫がいるため、生皮を貼るならちゃんとそれを除去した方がいい。
「龍」
これは2つばかり、ぱっと思いつく。
まずは「ヘビ文字」として、必要なヘビの数がかなり多いという点。
ヘビ文字の特性上、画数とヘビの数が必ずしも一致しないが、どちらにせよ多い。
そしてヘビが使われていることからの「龍じゃないじゃん!!」という点。
どうせなら「龍」で文字を書けばいいはずなのだが、「ヘビ文字」。
多少狙いました感があるが、そこは礼儀として。
「押」
これだけでは何かわからないが、要は「押しボタン式」全般にあるボタン。
その表面に印字されている「押」である。
「押したくない」
誰しもそう思うはずだ。
面白いのは「引くタイプのドア」などにある「引」。
これが「ヘビ文字」だったとしても、それは「押」よりも恐怖度が低そうな気がするところ。
「∞ (無限大の記号)」
この記号のモデル説の一つである、ウロボロスという変なヘビを思い出した。
何が変かって、彼は自分のしっぽを自分でくわえているらしいから。
自分のしっぽをくわえたヘビの話は世界各地にある。
それはヘビ独自の自慰行為であるとか、クラインのつぼをめざしたのだとか、様々な意見。
本当かどうかはさておき、「自分のしっぽをくわえたヘビ」というのは人の関心を得やすいのだろう。
で、何の話だっけ。

ヘビ文字

先日に続き、サイクリングの話。
とは言っても自転車ぜんぜん出ません。
河川敷をうろついていると、必ず目にするのが「マムシ注意」の看板ではないだろうか。
事実、マムシは注意しなければならない。
というのも、毒を持っているからだ。
確かに、極めて致命的な毒というわけではない。
ただ、それも時と場合が関わってくるわけで、患部がひどくただれて壊死してしまうケースもある。
マムシ注意だ。
看板を遠目にこぎまくっていると、また同じ看板が出てきた。
「マムシ注意」だ。
そこで気づいた。
「マムシ注意」の「マムシ」が、ヘビが体を曲げるさまで書かれているのである。
ここに、今まで当たり前のように見てきたものがまた一つ、奇妙な意味を持つこととなった。
「長い体を持つ動物は、それを利用、文字にされてしまう」
すぐに思い出したのが「うなぎ」だ。
「うなぎ」は自身を表す「うなぎ」という文字ひとつずつを、その長い体で表現されてしまうことが非常に多い。
夏、スーパーの広告で確認できるだろう。
特に「う」だ。
「う」の「つ」っぽいところが、うなぎになっていることが非常に多い。
そして点は、さばかれて用済みになった頭部。
見たことはないが、おそらくそのような意味を持つに違いない。
そして「マムシ」。
面白いことに、ヘビについて「うなぎ」的な扱いを考えるとき、それはほぼ「マムシ」のことだけを考えればよい。
というのも、善し悪しあれ注目されるヘビというのは、日本ではとにかくマムシなのである。
「しまへび注意」
このような看板を、僕は見かけたことがない。
考えるに、それはしまへびが毒を持たないからであって、けっこう注意するほどでないからであろう。
日本で毒蛇というと、他にはハブが挙げられる。
ハブにはいろんな種類がいるが、恐ろしいことに全ての種類がヘビの形状をしている。
強弱あれ毒も持つ。
よって、怖い。
しかし生息地がマムシよりも限定されているから、マムシ看板の数よりは少ないだろう「ハブ注意」。
他に生息地の少ないものに「ヒャン」「ハイ」というヘビがいる。
これらも毒を持っているらしいが、それよりもどうしたことなのだろう。
「ヒャン」「ハイ」「ハブ」。
ちょっと命名に楽しすぎではないだろうか、暖かい地方の人。
生息地の点では「ヤマカガシ」はハブよりも広い。
その毒は古傷からまた血が出るというホラー映画みたいな作用を持っていて、しかも東京にいるヤマカガシは赤と黒のチェック柄だ。
怖い。
しかし昔は無毒と思われていたくらいで、確か奥歯が毒を持つからひどく深く噛み付かれなければ毒は入らないらしい。
他にもウミヘビ系も毒を持つが、まず噛み付かないらしいので、これも「マムシ」よりは注目されない。
むしろ食材として注目される。
ともかく、日本でヘビ文字(ヘビで書かれた文字)とくれば、「マムシ」と書かれているはずだ。
もちろん日本でうなぎ文字(うなぎで書かれた文字)は、「うなぎ」と書かれているはずなのである。
次回
絵はないが、ヘビ文字、うなぎ文字でこれ書かれてもなあ、をちぇけらっちょ。

口に入る

週末、河川敷をサイクリングするのが日課になってきた。
なかなか気持ちいいが、川が近いせいか虫が多く、口に入る。
止まって体に目をやると全身、羽虫の休憩所になっている。
休憩所はいいが、口に入るのは勘弁してもらいたいところ。
=====
自転車こいでるとき、この虫は口に入ってきて欲しくないなベスト10
1位
ユキムシ
数ある「大きさ、危険度の点で優位」な昆虫を抑えて、ユキムシが1位。
もちろん理由は「よくわからない白いやつ」を彼らが携えている点で、僕の考えでは、あれは間違いなく毒である。
これが口の中に入ってきたときは、口をゆすいでもゆすいでも気分は晴れないだろう。
2位
ナナフシ
長い、枝のような虫で、見た目が楽しい。
「口に入ってきてほしくない」点を考えると、一見羽の見当たらないこの虫がそうなることはなさそう。
しかし羽をもつナナフシもいるし、箸と間違えてしまうかもしれない。
そして一旦口に入ってしまったら、その長さが嫌だ。
外国にはすごく長いナナフシもいるという。
とにかくナナフシに関しては、口に入りそうになる寸前に横になってもらいたいところである。
3位
ゴキブリ
コメントいらず。
4位
カブトムシ
子供に人気のカブトムシだが、口の中に入ってくるとなると、人気はがた落ちだろう。
よかった。
カブトムシの性質に「口の中に入ってくる」がなくて。
「夜、街灯やクヌギの木に集まったり、口の中に入ってくる習性がある」
子供たちはカブトムシのかごのふたをぴっちりやる。
5位
ゴライアスオオツノハナムグリ
彼は確かでかい。しかも外国にしかいない。
これでは口に入ることもなかろうかと思っていたら、最近では売っているところもあるのだとか。
こんなやつなら口に限らず、どこか体に止まっただけで叫んでしまうだろう。
6位
センチコガネ
確か、光沢のあるきれいな甲虫だが、動物のフンが好きなやつ。
見た目もエジプト関係でよく見るフンコロガシに似ている。
固そうで嫌だが、そもそも口に入るのが嫌だってのも、もちろんある。
7位
クマゼミ
大きいことはいいことだというのがあったが、よくないものが大きかったら、それはよくないこと。
おわかり?。
8位
カマキリ(たまご持ってる)
十分、想像したくない要素を持っている。
触りたくもないのに、敏感な口の中に入ってくる想像なんてしなくない。
9位
オオスズメバチ
普通に危険で、嫌だ。
見た目も怖い。
口が工具みたいだ。
胃とかでひと暴れするんじゃないだろうか。
10位
コメツキムシ
2cmくらいの「名菓 かきのたね風」の甲虫。
ひっくり返すと、ぴんとはじけて元の戻ろうとすることで有名だが、その動作のせいで口に入ってくるのを想像してしまった。
「きれいな放物線を描いて、そのまま口の中に」
かきのたねじゃないんだから。
結論
かわいくキメて自転車こげば、なびくストール標本箱に。
うるおいくちびる捕虫器に。
ぱっちりまつ毛がハエトリグサに。

口頭に向くやつの今後

昨日からのつづき。
【概要】
***口頭に向くやつのあけぼの***
大昔、人々はしゃべることで人をおもしろがらせる、いわゆる「口頭に向くやつ」を手に入れるどうこう以前に、そもそもしゃべることが出来なかった。
***初歩的な口頭に向いてるやつの発祥***
哲学者が大声で「おつかれさまでーす」と言ってみたところ、くたびれた格好のくせに何言ってんだ、と受けた。
***初歩的な口頭に向いてるやつ「写実主義」***
それのあるがままを言葉にすることによって、おもしろくする。
もしくはおもしろくなった体でやり過ごす。
***口頭に向くやつ「落差」***
「かすみうまっ!!」
うまくないと思われる霞をうまいと表現する。
その落差を、磁器を愛でるかのように楽しむ。
***口頭に向くやつ「印象派」***
「アジャパー」
なんだかわからないが、受けたときの破壊力はすごい。
わからないところに想像力を働かせて。
あるいはわからないこと自体を楽しむ。
*****
「口頭に向くやつ」は今後、どのような展開を見せるのだろうか。
結論
それが知りたいんだってば。
20111028に戻る。

口頭に向くやつ「印象派」

昨日からのつづき。
【概要】
***口頭に向くやつのあけぼの***
大昔、人々はしゃべることで人をおもしろがらせる、いわゆる「口頭に向くやつ」を手に入れるどうこう以前に、そもそもしゃべることが出来なかった。
***初歩的な口頭に向いてるやつの発祥***
哲学者が大声で「おつかれさまでーす」と言ってみたところ、くたびれた格好のくせに何言ってんだ、と受けた。
***初歩的な口頭に向いてるやつ「写実主義」***
それのあるがままを言葉にすることによって、おもしろくする。
もしくはおもしろくなった体でやり過ごす。
***口頭に向くやつ「落差」***
「かすみうまっ!!」
うまくないと思われる霞をうまいと表現する。
その落差を、磁器を愛でるかのように楽しむ。
*****
***口頭に向くやつ「印象派」***
「口頭に向くやつ 写実主義」があまりに流行りすぎていたせいだろうか。
「口頭に向くやつ 落差」が発祥した当時は、その面白さが指摘されるなか「何言ってんのかよくわかりません」という声も多かった。
しかし、「口頭に向くやつ 落差」が受け入れられることによって、むしろその「何言ってんのかよくわかりません」を目指していこう。
そして「口頭に向くやつ 落差」とは別の方向を目指そうとしたものが「口頭に向くやつ 印象派」である。
その経歴上、口頭に向くやつ 印象派」をまとめると「何言ってんのかよくわかりません」であり、芸術のそれよりも抽象的な意味合いが強い。
ポステル
「アジャパー」
何の意味もない。
意味がない、ということすらないというその風貌に、18世紀に生きる人々は畏怖の念を抱いたという。
意味を見いだそうにもその糸口が見つからない。
そんな言葉を考案するのに、ポステルはずいぶん苦労したと自伝「しょっちゅう見舞い申し上げます」で記している。
※ちなみに「アジャパー」考案者ポステルは伴淳三郎の前前世なので、安心である。
ーーーーー
新しい「口頭に向くやつ」を考えるのは大変だった。
朝起きたとき、なんとなく思いついたものを加工してみる。
「アージャパ」
なんか違う。
「アジャーパ」
なんか違う。
「アジーャパ」
発音しづらい。
ーーーーー
「落差」登場からそれほどたっていないころに「印象派」は生まれた。
何はともあれ「意味がわからない」ことが信条であるから、人々にとっては「落差」に比べてとっつきにくい。
しかし、一旦人々に受け入れられさえすれば、「印象派」の口頭に向くやつは新しい言葉の確立すら実現させてしまうものであった。
このように、「口頭に向くやつ」は「写実主義」「落差」「印象派」と遷移、派生してきた。
では今後、どのような発展をしていくのだろうか。
次回
口頭に向くやつの今後