2173年

プライバシーの観点から中を透視できないトラベリングケースについて、その中に潜んで密航する事件が多発。
あまりの密航者の多さに、当局は手間とコストをふまえ、恐るべき判定方法を採用した。
それはトラベリングケースの隙間に長いハリを刺し、抜いたときに血のりが付いているかどうかというもの。
非人道的だが、気づかないうちに人口が倍になってしまっているという現状をふまえ、国でもその指導には踏み出せないでいるのが現状である。
当局ではこの判定法「からあげできたかな」について、その残酷性もアピールし、密航をやめてほしいと訴えている。

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