名刀

名刀膝切丸とメモにある。
なんとなくどこでそれを見たのか、覚えている。
そして調べてみると、いろいろ分かる。
しかし問題なのは膝切丸という名前だ。
何かの本で読んだことがある。
剣術として、試合一番に相手の腱だかスネだかを切り、あとは煮るなり焼くなりしちゃう流派があったという。
左道扱いだったというが、一方ですごく有効なのだろう。
ただ、そのことを踏まえたとしても「膝切丸」。
なんか致命傷を与えるには不足、むしろはさみくらいなんじゃないかという印象を与えないだろうか。
日々の生活において、別に膝を命に影響を与えない、軽視しているわけじゃない。
少なくともピザよりは重要視しているから、膝と十回連続で言ったこともあるくらいだ。
しかし名刀というくらいなんだから、膝よりももっと切るところがあると思う。
まあ、こういう風に考えることもできる。
「いたって普通の刀だが、膝を切らしたらすごい」
膝の切れ味がすごい。
これなら膝切丸と名付けるしかない。
名の由来を調べてみると「相手の両膝を一太刀で切断した」とあるので、それなら名刀だねと納得もできる。
しかし今度は、さっきまでの「膝切丸ってなんだか弱そう」という気分の持って行き場がない。
ということで、明日に持ってく。

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