不吉な4のイメージアップ2

昨日からのつづき。
【あらすじ】
なぜか嫌われる数字の「4」。
その尊厳を取り戻すため、どのようなことをすればいいのだろうか。
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1:「4位」が、一番よい商品が獲得できるようにする。
おそらく一番人気のある数字は「1」であろう。
それは「1番」「1位」に見られるように、優れているという意味が込められているから。
そこでその威光を「4」に適応するべく、とにかく行政的な対応から「4、最高」という認識獲得を目指してはどうだろうか。
「ベスト3にわざと入らない順位として、最高位」であるという位置づけでの「4位」。
「能あるタカは・・・」ニュアンスでどうだろうか。
2:人気アイドルが15秒間、ノートに「4」と書き続けるCMの作製
なんだかんだいって、未だテレビの影響力は絶大である。
その観点から「4」への悪印象を払拭する狙いのCMである。
ただ「4」を書き続けるところに何か病的なものを感ずるのであれば、例えば新作映画のCMに見られるような「すっごく感動しました」みたいなことを素人風の出演者に言ってもらうやり方なども考えられる。
「今まで気にしていなかったけど、よく見てみたらすごくよかったです、4」
3:ピカチューの背中の模様が「4」になっている
ある時点から、ピカチューの背中の模様を「4」にする。
子供の頃から「4」に対する印象を良くすることが狙い。
確かに「4の模様」へ移行した場合、違和感や抵抗がないとは言えないが、政府(4イメージアップには政府の全面的な協力が必要)としては「え、今までずっと4でしたよ」という姿勢をつらぬく事で解決できるはずである。
5:新作ドラマで登場人物たちが「愛してる」の隠語として「4」を使用する
ピカチューが子供たちへの情報操作なのだとしたら、こちらは中高生をターゲットにしている。
イメージとしては、別れた恋人が残す最後の封筒に入っていた「4」の手紙である。
6:「3」と「5」のイメージダウンをはかる。
相対的に「4」のイメージをアップさせる。
人生における、多くの「3~5のいずれかを選ぶシーン」において「4」を活躍させることができるのだ。
「この花壇には、パンジーが5株くらい植えられる」
4株になるのである。
なお、「3」と「5」のイメージダウンには「3あるいは5を書くときは、血がたれる感じを出すこと」という条例の制定でいけるだろう。
7:リモコンや携帯電話の「4」のボタンを押すときのみ、クイズの正解音がなる
確実に印象よくなるだろう。
しかし一方で「なりすぎ」による憎悪感が発生する可能性があるため、「運がいいとなる」くらいにするとよい。
8:ポーカーのルールを「4が出たら一律勝ち」にする
「4」はどんな数にも置き換える事ができるというルールにする。
数を引く事すらできるので、21を目指す事が容易。
「ポーカーフェイス」という言葉が「4」のためのみにあると変化するくらいの劇的な方法である。
ただしポーカーは世界的に知られているトランプゲームなので、この方法には世界的な「4」運動が必要。
9:一般的なカップ麺の待ち時間を4分に設定する
新しい麺の開発さえできれば実行可能。
・・・
今まで挙げた例は、効果は高いだろう。
しかしその実現度にはいささか疑問が残る。
まずは「4、悪いやつじゃないよな」という考えに補正していく個人レベルでの努力が必要となるだろう。
以上。

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