口頭記述

今回は「老後すくすくガイドライン」への寄稿、どうもありがとうございます。
いえいえ
ちょっといただいた原稿で字の見づらいところがあったので、ちょっとお聞かせ願えませんか。
ええ、いいですよ
まず最初の方「老人たちのコミュニケーション」のところで、何かおじいさん同士のふれあいみたいなところがありますでしょ。
はい
そこがよくわからないんですけど。
ああ、「おじいさんニッチ」のところですね
「おじいさんニッチ」?
先日電車に乗っていますと、普通のときは温厚そうなおじいさんなんですけど、他のおじいさんが近づいてきたりするとき、すごく相手を威圧するような怖い顔になるんですよ
僕は最初、その優先席をうばわれまいとする心が現れたなどと思っていたのですが、違いました。
もう少し広かったです
この世界では常におじいさんは一定数なのです。
多少の増減はあると思いますが、それもある数で平衡となります。
そのため、あらたなおじいさんは既存のおじいさん枠を圧迫する訳で、その不安と「この枠は渡さんぞ」という意思がそういう顔になって現れていたんです
なるほど。
原稿のほうはどうしましょう?。
削除しましょう
すいません、あともうひとつだけ。
最後の方にある「幸せな最後を迎えるには」の欄。
はい
そこにランキングがあるじゃないですか。
はい
1の「老衰」とか並んでいるんですが、7位のところが読めなくて。
ちょっと待ってくださいね。えっと、7位・・・
6位の「自宅であっというまに」は読めるんですが。
ああわかりました、コラーゲンボールで窒息、ですね
「コラーゲンボールで窒息」ですか。
ええコラーゲンボールで窒息、確かにそうでした
なるほど。
原稿のほうはどうしましょう?。
削除しましょう

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