くじらについて。

「くじらのつまようじ」とくれば「さけとば」のことなのである。
今勝手に考えたのである。
何かそこそこ大きくて固くて長いため、下ネタに走らずこのような命名をしてみた。
このように何かに例えた商品名、あるいは和名というものは数多い。
たいやきという物がある。
鯛の形状をしている。
へそまんじゅう。
これはどうやら、へそのようなへこみがあるから。
ねこじゃらし。
これはそのまま。
しかしこの手のものは、商品名作製に手を抜いていると思われても仕方がない気もする。
僕は、手を抜いているのを、見ている分には大好きである。
ここでは、とにかくいろいろなものを何かに紐づけてみる。
ちょうどさきほど「くじら」が出てきたので、それを用いてみよう。
たいやき。
これは「くじら」にとって何なのだろうか。
いきなり難しい。
「くじらの稚魚」はどうだろう。
「くじらの稚魚」とくれば「たいやき」のことなのである。
ここで賢い子供が、くじらは魚でないことを挙げ、家族間に会話が発生、円満になるのである。
へそまんじゅう。
どうもさきほど思いついた「手を抜いているんじゃない?」モノは、あんこが深く関わっていることが判明した。
「くじらのへそ(原寸大)」はどうだろう。
「くじらのへそ(原寸大)」とくれば「へそまんじゅう」のことなのである。
「原寸大」という言葉のリアリズムといったら!!。
ねこじゃらし。
これは「くじらの産毛」が正解ではないだろうか。
「くじらの産毛」とくれば「ねこじゃらし」のことなのである。
くじらの背中を草原に見たてるなんて、ファンタジーじゃないですか。
こうなってくると、単に「くじらの○○」で表すことが面白くなってくる。
「くじらの八重歯」とくれば「三角コーン」だろうし、「くじらの背もたれ」とくれば「飛騨山脈」、「くじらの草野球」とくれば「日本シリーズ」であり、「くじらのキャメルクラッチ」とくれば「水爆」だろう。
「くじらの立ち読み」とくれば「本屋を恐怖のどん底に突き落とす万引き集団K」とかだろうし、「くじらの音読」ならば「空港近辺の騒音」だろう。
だろう、ってのものないですが。
ちなみに冒頭。
下ネタに走った場合、まずは「○○のミイラ」になることうけあいである。
次回。
逆に「くじらやき」「くじらまんじゅう」「くじらじゃらし」とは何かを、なんでくじらを例にしたのかと自分を呪いながら考察。