手動

手動車というものはあるのだろうか。
もちろんこれは「自動車」がわざわざ「自動ですよ」を主張しているからである。
少し考えるだけでも、手動車はたくさん思い浮かぶ。
リヤカーや手押し車はもちろん、チョロQもそう。
「普通手動車」だ。
「車」を広義的な視野でとらえれば、滑車が含まれた理科の実験のほとんども手動車となるだろう。
自転車も、その「自」が「自動車」と通ずるのなら、「自転車って、俺らが回転させてんだろ!」と怒っていいかもしれない。
正直、自動車に対しての「手動車」なんてものには全く興味がない。
「今日は寒いから、すいとんにしましょう」
「やったー、かぼちゃ入れようよ」
「手動車、手動車、手動車!!」
「豚肉は細切れがいいな」
この会話だけで、ちゃんとすいとんができる。
間に挿入された手動車は、聞こえていたとしても自動的に雑音として消されている。
このくらい興味ない。
ただ少しだけ気になったのが「電気手動車」の存在だ。
「何かしらの作用で電気は帯びるが、車の運用には特に使用しない」
なかなか美しいじゃないですか。

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