レメゲトン・サレオス

古の悪魔達は、今はまた別の力を獲得した、かも。
その、別の力とは!!。
※「レメゲトン」カテゴリのスタンスについて
【サレオスさんのソロモン時代】
猛々しく武装した兵士の格好をして、ワニに乗って召還者の前に現れる。
男女の間に愛情を芽生えさせる能力を持つとされ、その能力を目的に召還される。
【現在のサレオスさん(予想)】
バンジージャンプをやるとき、命綱となる金具を装着してくれる人がすべてサレオスである。
様々な場所で、様々な人として出現しているが、実際はサレオスが悪魔的な力を駆使して、ひとりでやりくりし、バンジージャンプをする人々に金具をつけるのである。
一見、なんとも悪魔的ではないと思われる行動。
仕事もまじめにこなすし、何よりもお客さんとのスキンシップがずば抜けている。
雇い主の共通した意見だ。
しかし実は、サレオスはソロモン時代での自分の悪魔的役割を今でも全うしようとしているため、この行動を行っている。
すなわち、生理的な認知要因を利用して男女間に恋愛感情を持たせようとしているのである。
バンジージャンプするときの人はどきどきしている。
そのどきどきを、魅力的な異性にであったときのどきどきと勘違いさせようと考えているわけだ。
このとき、バンジージャンプの金具をつける仕事についていないと、せっかくどきどきしている者のそばにいることはできない。
だから金具をつける人に、サレオスはなったのである。
既に経験のある人もいるかと思うが、バンジージャンプの金具をつける人すなわちサレオスだが、装着準備中にたいがい同じ台詞を言うのである。
「これが外れることなんてありませんから。ほらあそこにいる人もこれやったんですよ」
このとき指さすのが体験者にとって異性となる存在だ。
このとき愛が生み出されるのを期待している訳だ。
言い換えると、サレオス自身は既に悪魔的な能力を持っていない。
自分を瞬間移動させることしかできない。
よって、サレオスを召還する意味は薄い。
そもそも彼自身が出てしまっているため、彼を求める魔術師はきわめて少ない。
しかし現代、はからずもサレオスを目的に行動する人々が増えている。
例のどきどきを、バンジージャンプ自体が好きなのだということで勘違いした人である。
それをサレオス自身は、体験者とバンジージャンプ間の愛情が男女間の愛情ではないことにひどく悩んでいる。
ソロモン時代では男女間を取り持つ能力でやっていたのに、その拡張でバンジージャンプも守備範囲に入れていいものか。
それとも男女間のやつを貫くのか、を。
バンジージャンプ。
金具をつけてくれる人が思いのほか魅力的に感じたとき、それはサレオスがひとつの結論を出していたときなのである。

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