模倣犯

「ごみ拾い模倣犯」という言葉があるとするならば、まず気になるのが「ごみ拾いって悪い事だっけ?」という点だ。
悪いのなら模倣することもいけないわけで、そこはパイオニアと模倣、あわせて検挙していかなくてはならない。
しかし一般的には、ごみ拾いは悪い事ではなく、むしろいい。
度が過ぎると探偵か変質者か偽善者になってしまうだろうが、ほどほどならいい。
だからそれを模倣するらしい「ごみ拾い模倣犯」もいいのである。
となると冒頭の違和感は「犯人」という言葉に起因すると考えて差し支えない。
犯人。
悪いやつのことを指している事が多いから。
だから「ごみ拾い模倣さん」とかが本当なのだろう。
僕が考えてみたところ、おそらく「ごみ拾い模倣さん」は「あいさつ模倣さん」でもあり、「道ゆずり模倣さん」でもある。
「えがお模倣さん」でもあるだろうし、「さわやか模倣さん」でもあって、とにかくいい人という印象だ。
しかしすぐに気づいた。
模倣の由来元がいることを考えると、とたんに彼は気味悪い存在になるのである。
「ごみ拾いさん」に対して「ごみ拾い模倣さん」。
もっと自発的にいこうよ、という感じがする。
他のもそうだ。
「さわやか模倣さん」よりは「さわやかさん」のほうがNHKっぽい。
模倣さんは、そのパイオニアよりは劣る。
それを模倣しようと懸命なのだから、気味悪いのだろう。
「ごみ拾いさん」
「さわやかさん」
由来がパーフェクトだと、なおさら。

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