リュック

リュックについては少々、辛口の評価をつける。
多くのリュックの、形が気に食わない。
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日頃から、リュックはがんばっている。
彼らの何がいいといえば、やはり荷物がたくさんあっても両手がふさがらない、という点に尽きる。
その存在は、人間が直立歩行を行うことで獲得した器官の大切さを思い出させる
また、手で持つにはちょっと重いようなものでも、リュック経由であれば、人は背負っていける。
・・・ヒトはこれからもずっと、セオっていける・・・。
さらに、その負担は体の軸からはずれていないため、例えば片手カバンに見られる「片側疲れ」もない。
このようにリュックは、運搬という仕事に対して、すばらしい恩恵を与えている。
しかし、気になることがある。
安定するのだろうか、彼らはたいがい、だるま型をしている。
それは、モノがたくさん詰まっているとき、電車内の乗客の数と人口密度の関係が合わないんじゃないか、というほどになる。
確かにこのようなとき、だるま型は有利に働く。
たくさん入るし、安定する。
しかし、多くの人は、それほどリュックにものを詰めることはなく。
そのためだるま型は、少々邪魔くさい代物となる。
人の背にだらりと垂れているだけだ。
そう考えると、リュックには、もっと背にぴたりとつくような形が求められている。
ノートPCを持って行きたい?。
最小単位は、背中にノートPCが張り付いている状態。
これに、どれほどのものを付加する必要があるか。
もうひとつ。
これを解決するリュックを、僕はもう15年くらい探している。
売られているリュック全て、表側、主に上部、ときどき横に「荷物入れ口」がついている。
これは解せない。
「荷物入れ口」は背中にくる側に、1箇所。
これでいいのだ。
荷物を運ぶための道具であるリュックには、それは「荷物入れ口」が必要だ。
しかし、それを表側につける理由がわからない。
リュックの中が必要なとき、どれほどの人が
「背負いながらリュックを探る」
「相手にとってもらう」
という行為をするだろうか。
これらの行為は「荷物入れ口」が表側にないと難しいところである。
しかし、あんましないでしょ?。
リュックの中が必要なとき。
それはほぼ「リュックを下ろしているとき」と言い換えて差し支えない。
もちろん例外は山のように出るだろうが、どれも「例外」として扱えると確信する。
それらはたいがい、原因が「リュックの荷物入れ口」以外にあるのだ。
ときどき、「荷物入れ口」が全開の人がいるが、あれはリュック業界の怠慢が生んだ、悲劇だ。
財布を盗まれるかもしれない。
ごみを入れられるかもしれない。
指を指されるかもしれない。
虎穴にて入手した虎子が見られてしまうかもしれない。
背中側に入り口があれば、もし全開だったとしても、それが公になることはない。
しかし、販売されているリュックは、表側に入り口があるため、このような危険性が生じる。
せっかくの両手フリー権も、これでは意味がない。
もちろん全開でなくとも、この入り口位置による機能性、特にセキュリティ性の差異は、何気に世界犯罪率の小数点以下くらいのスケールで左右するに違いない。
背中側に1箇所だけ、入れ口。
表側は防刃。
※リュック表面の、ポッケタイプのものであれば、表面に「荷物入れ口」があってもよい。
そこに入れるのはティッシュなどであり、使用頻度が高く、一緒の誰かにとってもらうという心算も無駄ではないからだ。
※僕としては、このポッケもいらんと考えている。
あと、なぜリュックの素材は恐竜の肌みたいなのが多いんだ、や、装飾過多な面で、僕は多くのリュックを好かない。
おのずと、これからのリュックが目指すべき姿が見えてきた。
・厚さ10cm未満
・縦×横 50×30くらい
・「荷物入れ口」は背中に。
こういうの、ないかしら・・・。
昨今における活躍?かっこ悪い=
評価:★★★★★

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