歩蛇

先日、ある本を読んでいると、こういった文に遭遇した。
「そのヘビに噛まれると、10歩歩く内に死んでしまうことから、そのヘビは十歩蛇と呼ばれる」
これをみて、僕は昔読んだ図鑑を思い出した。
「そのヘビに噛まれると、100歩歩く内に死んでしまうことから、そのヘビは百歩蛇と呼ばれる」
同じ種類のやつなのだろうか。
それにしても、この蛇がいる地域の人たちはその毒の強さを被害者の歩いた歩数で見ていたか。
何か残酷だ。
その図鑑では続いて「五歩蛇とも言う」と書いてあった。
すると、だ。
冒頭、十歩蛇の本を読み進めると「五歩蛇とも三歩蛇とも呼ばれる」という記載が。
これで「十歩蛇=百歩蛇=五歩蛇=三歩蛇」の式が成り立つことが判明した。
ここで考えさせられるのが、先ほどの「毒の強さ、歩数でみたか?」以外で。
・少なくとも4人噛まれている
・この、最高97歩の差はなんだろうか
・我々人間は、生まれた瞬間に「80×365×10000歩蛇」に噛まれているという気持ちの悪い考え方
(80歳、一日10000歩として)
このくらいある。
その中でも特に気になるのが「97歩の差」だ。
これを「被害者のそのときの体調」や「蛇個体の持つ総毒量」で片付けるのは簡単である。
しかし、それをもってしても97歩もの差として現れるだろうか。
「三百六十五歩のマーチ」換算だと285日である。
次回、この97歩の真相に、迫ろうとはする。

悲しい比喩

「もうだめかも知れない」
ずっと父親と連絡が取れていない。
山で行方知れずになってから3日が過ぎた。
激しい雨。
思うように捜索もさせてくれない。
そのとき。
私の携帯電話から聞きなれたメロディが流れた。
この音楽は父親の携帯からの着信のはずだ。
電話に出ると、雨音にかき消されないくらいの、父親の大きな声が聞こえた。
「心配かけてすまない。今見慣れた道に出た」
私は思わず叫んでいた。
「そのさき!!。そのさきを行けば、捜索隊の人と合流できるはずだよ」
電話口から父親以外の声が聞こえたとき。
さっきまでの不安が、削がれていくケバブの肉塊のように、小さくなっていった。

大人の駄々

駄々。
こねていいのは、実は小麦粉でもハンバーグ生地でもない。
駄々のみである。
そんな駄々。
子供にだけこねさせていて良いわけがない。
大人の駄々。
それは子供のそれとは、少しやり方が違う。
「わーん!!。とりひき?、とりひき?!!」
これでは子供の駄々を大人がやっているだけである。
「わーん!!。取引?、取引?!!」
少し大人になりました。
でも、まだまだ。
まず、取引なのはわかるのだが、それをやりたいことが全面に出すぎである。
大人としてはまず、取引なのはやまやまだが、とにかく相手の立場になってみることが重要だ。
「この取引、そちら様にはこんなメリットがありますよ」だとか。
ちゃんとデメリット面も見せて、相手に誠意を見せたりするものいい。
「こういった点がリスクとしてありますけども」
一見わがままには見えないが、それは見えないようにしているだけで、これが大人の駄々である。
駄々ではあるが、大人であるため、子供の駄々に見られるような、後に問題が生じること(家でひねくれる)というのは少ない。
ということで、これから子供も大人を見習うように。
「このおもちゃ、ここの稼働部が壊れにくいのがいいんですよ」
「ちょっとお値段、張りますけどね」

価値

?????
希少価値というもののせいで、時として本質を見逃してしまうことがある。
「これは牛一頭から2つしか取れない、「とるて」という部位です」
我々は焼肉屋でこぞって「とるて」を注文するだろう。
しかし、このとき重要なことを忘れている。
「牛一頭につき1つしかない、命というものを取ってしまっている事を」
?????
「この絵本、どうでしょうか。命の大切さを問うた内容ですけど」
「うーん。ちょっと悲しすぎるかな」
?????
希少価値というもののせいで、時として本質を見逃してしまうことがある。
「これは牛一頭から2つしか取れない、「とるて」という部位です」
我々は焼肉屋でこぞって「とるて」を注文するだろう。
しかし、このとき重要なことを忘れている。
「牛一頭につき1つしかない、命というものを取ってしまっている事を」
そして牛はほとんどの部位を有効に活用されました。
?????
「このあいだのアドバイスを反映させてみました」
「うーん。それほど改善できてないかな」
?????
希少価値というもののせいで、時として本質を見逃してしまうことがある。
「これは牛一頭から2つしか取れない、「とるて」という部位です」
我々は焼肉屋でこぞって「とるて」を注文するだろう。
しかし、このとき重要なことを忘れている。
「牛一頭につき1つしかない、命というものを取ってしまっている事を」
こうしてエリとノボルは幸せに暮らしました、とさ。
?????
「もう、これでいこうと思います」
「うーん。で、牛はどっちなの?」

中の人

加藤茶の中の人プロファイル
・非常にまじめ

「ちょっとだけよ(本当にな)」
小泉元首相の中の人プロファイル
・シニカル

「感動した!!(お前んとこの兄弟愛にな)」
春日の中の人プロファイル
・自信過剰

「昨日、夢の中でお会いしましたね(やっと今、運命の人にめぐり合えましたね)」

まとめようとしない

僕がブログを書くかどうかは、手元にメモ帳があるかないかが分かれ目であって、それがないところを見ると、今はすごく異常なことになっている。
周りを見ればなんか話のひとつやふたつ思いつくだろうともう何行目かに突入しているわけだが、同時にそんな風にして濁した回がいくつも思い浮かばれ、もうこの部屋にはそんな都合の良いものはないだろうと悲しくなる。
やっこさん、今日も曲がり角でスタンバってるらしいよ。
ごめん今の全然関係ない。
それにしても特に何もないため、何もないなりにどうにかしてみよう。
おまかせ!! ぱんぷきん
なんとなく考えた、どこかのチャンネルの15時くらいからやっていそうな番組タイトルである。
衣類の収納方法についての特集が多く、ためになるはずだ。
現在、僕の部屋はちらかってはいるが、その原因は衣類ではないため、僕はこの番組を見ない。
かなしみフォーマット
なんとなく考えた、小学生高学年をターゲットにした青春小説のタイトルである。
本当にあったら、ごめんなさいだ。
なんでも忘れることのできる主人公だったが、その制御が次第にできなくなる。
そして、忘れたくないことを忘れそうになったとき、主人公は自分の体に傷つけ、その傷跡を見ることでそれを思い出そうとするのだ。小学生に見せられねえ。
かきがいのある、おでき
なんとなく考えた、なんか腹の立つ言葉である。
全体的なゆるさもさることながら、できものに「お」をつけていることが気に食わない。
それにかきがいのあるとは、どういうことか。
すごくかゆいのだろうか。
おれ、人より腸が長いんだ。
なんとなく考えた、告白されても困ることである。
どうしろというのだ。というか、どうしてそれが分かったのか。
と、そう考えてしまったらすでに「おれ」の手中なのかもしれない。
やんぼー。
やんぼーという生物を考えてみよう。
やんぼーは、だいたい10cmくらいだろう。
薄茶色をしていて、細長いのだが、案外太い気がする。
何の仲間だろうか。
わからない。
しかし飛ぶだろう。
とんぼからどうしても離れられないのかもしれないが、田んぼに多く生息、ひゅんひゅん飛んでいそうだ。
とんぼと違うのは、とんぼが直線的な動きをするのに対し、やんぼーはくるくると、人のまわりを回っている気がする。
特に珍しいことはなく、虫網があれば誰にでも捕まえることができるだろう。
ただ、捕まえても、それは薄茶色の細長く、すこし太い、よく分からないものなので、人はそれを逃がす。
するとやんぼーはまたくるくる飛び回るに違いない。
やんぼーは、やめよう。
身のある話をしよう。
バナナの皮がどうこう、って話は多い。
バナナの皮が、道に落ちていたとして、それを踏んだらどうなるか。
まあ、共通意識としては、すべりころぶ、だろう。
では、バナナが道に落ちていたとして、それを踏んだらどうなるか。
ここで、この事例に対する新しい共通意識を提唱したい。
にゅるりだ。
バナナを踏んだらどうなるか。
すべっただのころんだだのの次元ではない。
にゅるりだ。
♪にゅるりだ にゅるりだ 風に吹かれて
僕のたいしたところは、どうでもいいことのひとかじりを、たくさん覚えていることかもしれない。
だからってこりゃないけど。
身のある話も、身が出たのでやめよう。
そういえば、昨日も出たな、バナナ。

だめだこりゃそしてため息。

ずぱぱ ずぱぱ ずぱぱー!!。
ずぱぱ ずぱぱ ずぱぱー!!。
ずぱぱ ずぱぱ ずぱぱー!!。
あー。
何度やっても、あのドリフのオチ時音楽の雰囲気が、活字じゃでねえ!!。
ひなげしの花でなくて良かった。
もう、本当に良かったと思っている、nimbus7942でやーんす。
キタヨ。
何ヶ月かに一度の、この手のノリの日が。
今日はみんなで、フルーツバスケットだ!!。
じゃあぼくオレンジ!!。
みっちゃんはバナナね。
すんじーはリンゴで、みつゆびはマンゴスチン。
らるどはブドウで、ちゅうちゅうはピーチね。
そして最後、先生は熟したパイン。
じゃあみんな決まったところで、知らない人のお見舞いに行こうか!!。
え?。
みんな、きょとん?。
これフルーツバスケットと違うって?。
そんな。
そんな。
そんな・・・・・・、あれ?。
みっちゃん?。
ここ、バナナの出番なんだけど?。
もう、だめだなぁ。
バナナだからって、すべっちゃあ。
だめだとわかって僕、本日超満足!!。
じゃあね!!。

カウンセリング

へえ。なんだか頭の中で、知らない人の声がするというんですか。
いや、ちょっと疲れていたりすると、誰にでもあることですよ。
変なことじゃありません。
例えばその声は、どんなことを言うんですか。
ええ、特定の内容ではないけど、とにかくネガティブなことを言う。
テレビの討論番組で、出演者が説明用のボードを出すとき。
心の中で誰かが「さかさまに出せ!! さかさまに出せ!!」って言うんですか。
・・・確かにそういったシーンでさかさまに出されると、やるせない気持ちがすごく出ますよね。
見ているこちらも、ぐさりときますよね。
うん。でも、確かにいやですけど、それほどネガティブじゃないですよ。
全然安心の部類ですよ、あなた。
私の知っている人なんか、絶えず「あーあ」って聞こえるんですって。
大勢の子供が言うような感じで。
朝起きても「あーあ」。
昼食にカロリーの高いものを食べても「あーあ」。
何をしても「あーあ」。
これはつらいですよね。
それに比べたら、軽いです。
自信を持ってください。
これからは、そういった声が聞こえてきても、無視してください。
症状は軽いから、それでも十分に治癒できます。
ね、それでいいですね。
と、ちょっといいですか。
あなた、今の話ちゃんと聞きました?。
大丈夫ですか。
何か全然聞いてなさそうですけど。
それとも、例の声が聞こえているとかですか。
すいません、ちょっと。
ここ、どこだが分かります?。
大久保ですよ。
お・お・く・ぼ。
ねえ、ちょっと・・・。
・・・なんだ、ちゃんと聞こえているじゃないですか。

「さんハイ」の力について

今、「さんハイ」の力を試してみたい。
道行く人を呼び止め、相手の目を見ながらゆっくりと「さん、ハイ!!」と言ったとき、相手はどうするだろうか。
もちろん、ここで論じている「さんハイ」は、「いち、にのさん、ハイ!!」を省略したものであり、その手振りなどはみなさんご承知のことだろう。
「さんハイ」と言われたとき、人は何かを促されている。
それは何なのか。
その人の過去が暴かれるのだ。
「さんハイ」と言われたとき、人のとる行動
僕の予想
1.「え、なんですかいきなり」
2.「大地讃頌」のうまくいかないところを歌う
3.「はい?」
「え、なんですかいきなり」にはかなわないかもしれないけど、「はい?」には勝ってもらいたい「大地讃頌のうまくいかないところ」。
そのくらい強いはずだ讃頌。
とにかく、このトップ3で7割は占めてしまうだろう。
あとはマイノリティなやつ。
・威嚇するニホンザルのものまねをする
・あえいうえおあお
・「だますのなら、最後までだましてほしかった。」
「いえ。それでもたいした贅沢になるわよね、ディー。」
「カンタロスの運河に、聖なる子供たちが集まったとき。」
「黒の王妃が永久に階段を下りてゆくわ。」
「さあ、私を殺しにいらっしゃい!!」
さすがマイノリティ。
ぜんぜん浮かばね。

出るもの

飴玉をもらい、それを舐め溶かしている。
その過程でなんとなく、今くしゃみをしたら、この飴玉は吹き飛ぶのだろうと考えた。
すると、次のことが気になりだす。
「くしゃみをしたとき、何が出たら面白いか」だ。
これは思うに、かなりのメディア、魚民、白木屋で議論されているものだろう。
・粘り気のある白いやつ
・歯
・ごはんつぶ
僕は以前、衝撃波とかを書いた気がする。
飴をくれた人にこのテーマについて聞いてみると、彼は「入れ歯」とのたもうた。
これには、あまり怒ることのない僕でも「どういったことだ」となったが、思えば突然「くしゃみで出たら面白いもの」を聞かれるのもあんまりだ、と考え直した。
そのため、僕は「今の僕のベストはんちゃ砲だ」というコメントをし、それが聞きづらかったらしい彼に対して何度もんちゃ砲んちゃ砲と口にすることで、罪を償った。
さて、今僕が挙げるものとしたら、以下だろう。
ただ、「もう絶対、今すぐに挙げてください。さもないと怒ります」くらい言われないと、挙げない。
・内臓
ある意味現実路線。
なんとなくだが、本当に内臓が出ちゃったら、その人はあわててそれを飲み込む行動をとると思う。
・飛び出した飴玉で、自動ドアが割れる
周りの人から見ると、くしゃみでガラスを割ったように見える。あだ名がギャオスに。
・ミクロ化した人間
もう少しでミクロ化が解けるところでした。脱出おめでとう。
・おなら
現実路線。大放出祭りである。
・目玉
くしゃみをしても、くしゃみ本来の持つ力を完全に放出することはできなかったのである。
・万国旗
ベタっぽいが、実際になっているところを想像すると、以降その人が好きになるだろう。
・ウォシュレットの、出てくるやつ
くしゃみのとき、スコーンと棒が出てきて、そのあとの記述は要りませんな。
類似案件、末吉。
・チョーク投げ
先生の得意技。「井上、くしゃみうるさい!!」
・ネガ
お前はどういったシステムなの?、と思われます。
類似案件、トースト。
・待望のニューシングル
・microSD
・鍵
・小さいロープ
説明なし
・六法全書
・折鶴
・プレステのコントローラー
この手のは、一人で考えてる分にはいいが、持ち出す際にはその場の雰囲気を完全に理解している必要がある。
とまあ今回のテーマ、なぜ「何が口から出たら面白いか」と書かずに「何が出たら面白いか」としたか。
理由はおなら、目玉あたりにある。