本音置換機

博士 「ついに本音置換機が完成しました」
助手 「長かったですね」
博士 「さっそくこれが公表に値するか、試してみよう。取り付けてみたまえ」
助手 「はい」
博士 「じゃあ君、ついに本音置換機が完成したわけだが、どう思う?」
助手 「長年これに取り組んできましたが、とにかくやった!!という感じです」
置換機 「とても うれしい です」
博士 「じゃあ、これから何をしたい?」
助手 「昨日は徹夜だったので、まずは寝たいですね」
置換機 「とても ねむい です」
博士 「・・・ふむ」
助手 「なかなか質問が難しいですね」
置換機 「むずかしい」
助手 「本音が言いづらいような質問でないとだめですね」
置換機 「はなし づらいことを ききます」
博士 「・・・君は、私の白衣のポケット部分付近がいつも濡れていることについて、どう思う?」
助手 「あそこで手を拭くなよ、と思ってますね」
置換機 「ハンカチ もってなよ」
博士 「最近太ってきてしまったんだが、そのことについては?」
助手 「僕の中では博士のこと、肉ざぶとんって呼んでます」
置換機 「ぜいにくを じっくり する」
博士 「自分の容姿について、どう思う?」
助手 「自分の部屋に、自分の裸体の彫刻を置く場所がなくなりました」
置換機 「置換できる正確なキーワードがありません。類似キーワード・・・究極美、肉体神、ダルビッシュ似」
博士 「ちょっと待ってくれ。君、すごいな・・・」
助手 「そんなことないですよ」
置換機 「てれる までも ないな」
博士 「ちなみに君が今、待ち望んでいることは?」
助手 「いつになったらスカートの女の子を肩車できるんだ、ということですかね」
置換機 「おんなのこを おんぶ する」
博士 「・・・妙なズレが信憑性を生み出しそうだ。公表の準備を進めてくれ」

悲劇

やあ、僕は浦島太郎。
浦島太郎の浦に、浦島太郎の島。
浦島太郎の太に、浦島太郎の郎。
よろしくね。
じゃあ、さっそく問題だ。
【僕が亀を助けた場所は、次のうちどれでしょう】
1.山
2.川
3.海
シンキングタイム スタート!!
チッ チッ チッ ポーン!!
・・・え、何かが、手の施しようがないって?。
じゃあ何かを変えるね。
問題!!
【僕が亀を助けた場所は、次のうちどれでしょう】
1.山
2.川
3.豊
シンキングタイム スタート!!
チッ チッ チッ ポーン!!
・・・え、少しよくなったけど、まだだって?。
そして答え消えたって?。
・・・じゃあ何かを変えるよ。
問題!!
【僕が亀を助けた場所は、次のうちどれでしょう】
1.ふしぎの
2.海
3.のナディア
・・・え、シンキングタイム待ってって?。
・・・じゃあまた変えるよ。
問題!!
【僕は何回「浦島太郎」と言ったでしょう】
・・・趣向変わりすぎだけど、ある意味やっとスタンダードだねって?。
・・・よし、続けるよ。
問題!!
【僕は何回「浦島太郎」と言ったでしょう】
シンキングタイム スタート!!
チッ チッ チッ ポーン!!
・・・え、シンキングタイムがだめだって?。
・・・じゃあそこ、変えるよ。
問題!!
【僕は何回「浦島太郎」と言ったでしょう】
シンキングタイム スタート!!
♪Video killed the radio star
♪Video killed the radio star
・・・え、さっきのナディアといい、そこはかとなく古いって?。
んもう、どうしたらいいんだよ。
例を見せてくれよう。
・・・・・・
問題!!
【以下のセリフにて、問題のある箇所を修正せよ】
フレデリック「¥って、ざりがにに似てるよね」
シンキングタイム スタート!!
♪Video killed the radio star
♪Video killed the radio star
答え
「ざりがに」を「ロブスター」に修正する
浦島「シンキングタイムのところは気に入ってもらえたんだ・・・」

届出

【質問】
学園祭のフィナーレで風船をたくさん飛ばしたいのですが、あれは特に届出などはしなくてもよいのでしょうか。
【回答】
届出は必要です。
まず防衛庁への申請が必要です。
「祭・フェスティバル等領空侵犯届」というフォーマットがありますので、それを入手、防衛庁へ申請を行ってください。
これを怠ると、レーダーが不審な信号を多数キャッチし、ブルーインパルスが出動。
ある意味学園祭に花を添えてしまいます。
次に地元警察署へ「未確認→確認飛行物体届」の提出が必要です。
これは学園祭フィナーレ後に頻発すると思われる、警察署への通報「UFOが飛んでいます」について、適切な対応を行うために必要です。
最後に地元猟友会への事前報告が必要です。
これは「猟銃を持った人間(含あのねのね)は飛んでいく風船を無性に撃ちたくなる」点と、「大空を飛んでいくはずの風船が、端から打ち落とされていく残念さ」を考慮しての手続きとなります。
以上の処理していただくよう、よろしくお願いいたします。

最速

世界最速の電車にテロリストが侵入。
進行方向と同じ方向にプラレールを転がした。
その地表からの相対的な速度は電車の速度+プラレールが転がったときの速度となったため、世界最速はテロリストのプラレールとなってしまった。
事態を重くみた政府は、ただちにプラレールを回収。
このとき、世界最速はテロリストのプラレールから政府のプラレールとなった。
一方、某国は「それでも世界最速なんだ!!」と驚き、直ちに国内で最速の電車に野球の投手を乗車させ、世界最速をもくろんだ。
しかし、あまりに急なことであったため、プラレールが間に合わなかった。
唯一電車内にあったのは、ホンヤドカリであった。
仕方がないので投手にホンヤドカリを投げさせ、これをもって世界最速とした。
「この場合、ホンヤドカリは何なのか」
当然の疑問が生じる。
「確かに、電車ではありません」
「しかし、そうなるとプラレールだってそうではないですか」
「その点、ホンヤドカリはぎりぎり乗り物です」
「したがって、わが国のホンヤドカリは世界最速の電車系乗り物です」
もう、みんながおかしくなっていた。
ある国は大型電車の中に小型電車を走らせる計画を立て、またある国は、赤道上にレールを引く工事を行い始めたのである。
追記
論理の変なとこ、つっこみはカンベン!!。

腕章

やられているかたもいると思うが、ひとつ報告させていただきたい。
500mlのペットボトルについて。
あの表面に、商品名の書かれたビニールのパッケージが付いていると思う。
あれをすぽんとペットボトルから外し、腕に付けると。
腕章になるのである。
例えばウーロン茶の腕章をしたなら、あの人はウーロン茶が好きなんだねと分かってもらえる。
また、腕章という、何かしらの主張ができそうなアイテムならではの遊びもできる。
「ファンタ党」遊びだ。
?????
「ファンタ党」
1.ファンタの腕章を左腕にすること
2.何かのついでに必ずファンタを買うこと
3.自販機でオレンジ味とグレープ味両方があったら、選択を同時押しに託すこと
4.気の知れた人に会ったときのみ、敬礼をすること
5.友愛の精神を重んじ、豊かで笑顔あふれるまちづくりを目指すこと
?????
やりたくなってきただろう?。
基本的に「ファンタ」以外のものでも、「遊び」はできるが、オレンジグレープのくだりだけは別途考えてもらいたい。
?????

コーラ
自販機のボタンを押してから商品が取り出し口に出てくるまでの過程を楽しむこと
ミネラルウォーター
ふるさとの親戚のことを思い出すこと
ドクターペッパー
500mlペットボトルで販売されることを切に願うこと
?????
腕章の入らない腕をしている人は、まず腕章を少し伸ばしてみるといい。
それでもだめなら、痩せよう。
それ以外の人は、レッツ腕章。
さて、君は何の党かな?。
6月20日追記
ドクターペッパーの500ml、あるやないか。

失格

太宰治 生誕100周年!!。
<ステータス>
太宰治・・・土
町原うめ・・・死
nimbus7942・・・生
太宰治 生誕200周年!!。
<ステータス>
太宰治・・・土
町原うめ・・・土
nimbus7942・・・死
太宰治 生誕300周年!!。
<ステータス>
太宰治・・・生
町原うめ・・・土
nimbus7942・・・土
太宰治 生誕400周年!!。
<ステータス>
太宰治・・・失格
町原うめ・・・生
nimbus7942・・・土
太宰治 生誕500周年!!。
<ステータス>
きゅうり・・・生
町原うめ・・・死
nimbus7942・・・生
生誕400年目にして、念願の人間失格。
やったね、治!!。

ワンカップ

本日のディスカッション
「楽天の野村監督は、なぜいつも酔っているふうなのか」
========
中略
?スポーツえらい人グランプリで盛り上がる?
========
「ということで、なぜノムさんはあんなに酔ってるふうなのかという話です」
「妻関係はどうしましょう」
「妻はまだ寝かせ時なのでは」
「わかりました」
「でも、なんであんなに疲れているんでしょうかね」
「・・・もうろう会見」
「やっぱあれは酔ってるんだよ」
「友達が、ワンカップを口にして大声出してる監督を見たって」
「どういうこと?」
「どうやらワンカップとメガホンを間違えていたみたいなんだ」
「そんな」
「そしてカップを吸いつけて遊んで、口の周りがうっ血して青くなったんだよ」
「図鑑に載ってない虫」じゃないんだから。それに、なったんだよって。あたかも監督の口の周りがいつも青いみたいに言うな」
「それに、いまどきメガホンを使うのか、プロ野球って」
「バット型のやつだって」
「あれ、選手も使うのか」
「観客用かと思ってた」
「結構あれを手にするのって、恥ずかしいよね」
「こんこんやっちゃうんだよな」
「あ?とか言ったりね」
「あと、タオルとか詰めたり」
「持ち帰るとき邪魔だったり」
「とにかく。監督は酔ってるね。だからインタビューに対して、あんなにのらりくらり会話なんだよ」
「じゃあ今度、野球中継を見てワンカップがベンチに置いてあるかをみんなで確認するか」
「そうだね」
「じゃあ、今日の給食どきの放送でも確認するよう、全校生徒に伝えておくよ」
「いやあ、こういうときに放送委員がいると」
「心強いよね」

俺が出しました。2

昨日から。
【あらすじ】
サッカーの試合で場外にボールが出たとき、近くにいた両チームの選手達が一斉に手を挙げるのだが、これには「俺が出しました」の主張と「俺のボールだ」の主張、二通りが考えられた。
=====
あらすじのように、あの挙手には二通りの意味があると捉えることができる。
しかし、結局このような話は机上の空論なのである。
すなわち、サッカー選手を介在していない。
だから分からない。
全くこちらが予想だにしなかった、第三の意味があるかもしれないのだ、あの挙手に。
1.ボールが場外に出てしまった案件に対し、関係者は挙手をするようにルールで定められている。
2.ボールが場外に出たため、少しの間ゲームが中断する。そのあいだに脇を外気にさらすことでヒートアップした身体をクールダウンさせている。
3.花王がスポンサーであるため、クールダウンを兼ねて8x4の宣伝を行っている。
4.「主審、主審!!。おれ、春日部です!!」
5.手を挙げることで体を大きく見せることができ、主審を威嚇。
6.手を挙げることで、ちゃんと働いていることを監督にアピール。
7.「主審、主審!!。おれ、春日部です!!」
8.「見てくれてました!?。さっきのプレイ!!」
9.「それもこれも主審が正確なジャッジをしてくれているからですよ!!」
10.「あーここで、春日部にイエローカードですねえ・・・」
11.「主審に何か言ったんでしょうか」

俺が出しました。

サッカーの試合を見ていると、ときどきボールが場外へ出てしまうことがある。
そのとき、近くにいた両チームの選手達が一斉に手を挙げるのだが、僕はあれを「自分が出しましたと、審判に申告、主張している」と思っていた。
紳士のスポーツというわけである。
しかし人にたずねてみると、あれは「自分チームのボールである」という主張なのだそうだ。
このとき、僕は「なんだかなぁ」と思った。
ボールを出した選手は、自分が出したことを認識しているはずだ。
それなのに場外へボールが出るたびに、特にどちらが出したのかが分かりづらいシーンで、とにかく両チームの選手とも、手を挙げるのだ。
どちらかが、うそをついている可能性がある。
しかし、考えてみれば選手というもの。
勝ち負けにこだわらなくてどうするといった面があるため、誰が出そうが手を挙げて自チームのボールであることを主張するのはなんら不思議ではないのだった。
サッカーに疎い僕にその人は、ゴールが決まったとき、付近の相手選手が手を挙げるのも、とりあえずオフサイドを主張するという、これと似た考えによるものではないかと教えてくれた。
さて、今回の話で何かしらポイントがあるとすれば、この話が閉じていることだろう。
要は、僕と人、二人だけの中の話である。
こういう場合、僕にはまだ「選手たちの考えも、僕の思っていたことと人の思っていたこと、二通りの考え方があるんじゃないか」と思う猶予がある。
ボールの出たとき、テレビ画面にチームAの選手とチームBの選手が、挙手した状態で映し出される。
このとき、チームA選手は「すいません、俺が出しました」と挙手し、チームB選手は「うちのボールです」と挙手。
こういったことが起きているのではないだろうか。
と、こう書くと、このボール出事件はなんら問題なく解決するはずである。
チームAが出したと言い、チームBのボールでゲームが再開する。
しかし残念ながら、そういったシーンは見たことがない。
あまりサッカーの試合を見ないので、見てないところではそういったことが起きているのかもしれないが。
悲しいことである。
せっかくそんな紳士チームAがいるのである。
だから、こういうときは「かけ声」が有用だろう。
野球で高い打球すなわちフライを仕留めようとする野手。
彼らのあいだでもてはやされているのが「オーライ」だろう。
それを使ってみよう。
ボールの出たとき、テレビ画面にチームAの選手とチームBの選手が、挙手した状態で映し出される。
チームA選手「オーライ、オーライ」
チームB選手「オーライ?。ユア オーライ?。ノー。ノーオーライ」
ということで、まずはオーライの定義が必要そうである。
次回
閉じた宇宙が閉じたまま。

頓着

「無頓着」とは、たぶん気にしないというか、神経質でないということだろう。
となると「頓着」とは、気にしいで、神経質だという意味となるだろう。
「トンチャク」。
70年代の動物系アニメに出てきそうなキャラクタの名前である。
というか、出てただろ。
しかも、仲間内では「抜けている」ことで有名。
ばか担当である。
無頓着はどちらかというと良い意味では使われない言葉であり、言われた場合は生活態度を見直す必要があるだろう。
しかし、たとえそれ(頓着)があったとしても、それはそれで予断を許さない状態、助言の意図を明確にしなければならないのである。