さぐりあい宇宙?

昨日から。
【あらすじ】
霊能者のゲンナイ、雫が神隠しスポットで霊視を行う。
=====
-「ではゲンナイ先生、雫先生。次のスポットへ行きたいと思います」
ゲンナイ「・・・」
雫「・・・」



-「はい。ではおふたかた、いかがでしょうか」
ゲンナイ「・・・ここが今度のスポットでしょうか」
-「はい。そうです。ここでも神隠しがあったとか」
ゲンナイ「あーいますね霊が二人。今出てきましたよ」
雫「この二人が神隠しの原因ですね」
-「では、どんな二人なのかを、先ほどと同じようにフリップに書いていただきましょう」
ゲンナイ「すいませんが、そのフリップには部長のようだとか、片桐はいりみたいだとかを書いたほうがいいのでしょうか」
-「もちろんです」



-「お書きになりましたでしょうか」
ゲンナイのフリップ:ショートカットの女性と、中年男性
雫のフリップ:ボブの女の子(四角い)と、背広を着た男性
-「今回はおおかた合っているようですね」
ゲンナイ「さっきは霊、多かったから」
雫「ええ」
-「ちなみに、以前このスポットに来たことのある高名なお坊さんによりますと、ここにいる霊は一人で、生前は向上心の強かった女性だそうです」
ゲンナイ「・・・着てますわ」
-「はい?」
ゲンナイ「・・・着てます。すいません。その霊さん、スーツ姿片桐はいり柄のTシャツを着てましたよ」
雫「あー。ほんとだ」
ゲンナイ「よく見てみたら、一人です。女性。しかも資格をたくさん取っている」
雫「スーツ姿の片桐はいり柄なんて、なんという向上心のあらわれなんだろう」
-「では、その女性はなぜ霊となってこの地にいるのか、わからないでしょうか」
ゲンナイ「では、聴いてみましょう」
雫「私も。でもどうやら見る限り、その向上心が何かしら影響していそうですね」
-「では、その理由をフリップでお願いします」
ゲンナイのフリップ:もっと資格が取りたいから
雫のフリップ:これからも資格を増やしたい
-「・・・どうでしょう。その女性に霊能者の資格などを勧めてみては。簡単そうですし。」

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