代名詞

「いか焼きは夏まつりの代名詞である」
異論があるかもしれないが、ここではとりあえず「代名詞」ということばについて、である。
さて、僕が気づいてることとして、この「代名詞」と同じような意味を持つことばはあとひとつ、ある。
「風物詩」
上記の例文を書き換えてみると、「いか焼きは夏まつりの風物詩である」。
ちょっと変だが、間違っていることはなかろう。
というか、むしろ「代名詞」のときよりも、なんだか風情が出てきた。
辞書を見てみるとその辺、書かれているようなので、気になる方は調べていただきたい。
風物詩は「季節」をよくあらわさなくてはならないらしいのだ。
それにしても「代名詞」のかたくるしさ。
「風物詩」のほうの、なんとなく「ハチミツとクローバー」的なものに比べて強固で、かわいげがない。
もちろんこの2つは使い分けされるべきことばであるが、「代名詞」の融通の利かなさを考えると、何でも「風物詩」でいきたくもなるところである。
「観覧車はお台場の風物詩である」
「伊集院光は「かしこデブ」の風物詩である」
「松井はゴジラの風物詩である」
「川相は犠打の風物詩である」
さりげなく違うものを混ぜ込んでしまったが、まあいいだろう。
「代名詞」だったときとは違い、それぞれ風情やら伝統が出て、大変よい。
何の風情、伝統かは不明だが。
まあ、こんな感じでレンゲソウの群生する広場のようなことばを味わっていきたいところである。
と、ここでもうひとつ、「代名詞」「風物詩」の仲間として触れなくてはならないものが出てきた。
「ホームラン王」
少々古いが「お菓子のホームラン王」のアレである。
だが、どこかで先にナボナに触れられてしまって、また本ブログでも触れたことがあったことを思い出して、なんとなく書かないでいた。
が、やってみよう。
「観覧車はお台場のホームラン王である」
「伊集院光は「かしこデブ」のホームラン王である」
「松井はゴジラのホームラン王である」
「川相は犠打のホームラン王である」
ほら。
違うものを混ぜ込んだかいが、そこそこあったというもの。

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