おっさん

おっさんがコーンポタージュを飲んでいることほど、不快なことはそうない。
何いいにおいを、その口から出してんだ。
どんな人でも、缶を片手に窓から車外をのぞき見るおっさんを見たら、そう感じることうけあいである。
さて、実はこの話、ここから広げようとは思っていない。
現在、花粉症の薬が効いているのか、気分がほわほわしているため、続きもしない話をそのままに書いてみてしまったのだ。
今、この話をどうこうするかと考えたとき、一番無難なのが「つぶつぶ入りコーンポタージュ」の方面だろう。
誰でも缶入りコーンポタージュのつぶつぶコーンについては、一家言あるはず。
その事柄に触れることで、面白くなかったとしても、いくらかのシンパシーは得られるに違いない。
一方、むしろ話をすぼめてみる、というのはどうだろう。
「おっさんがコーンポタージュを飲んでいることは、不快だ。」

「おっさんが何か飲んでいることは、不快だ。」

「おっさんは、不快だ。」

「おっさんだ。」
やった。
おっさんが見つかった。
この話をすぼめてみたら、おっさんが見つかった。
今、電車のドアから外をうかがう、缶を手にした人物は、おっさんだったのだ。
うすうす、気付いていた。おっさんだって。
でも、本当にそうだなんて。
あ、おっさんの持ってる、缶。
コーンポタージュじゃないか。
なんだよ、今コーンポタージュのこと、書こうと思ってたんだよ、おっさん。
やさしいな、おっさんは。
やや、しかもつぶつぶ入りじゃあないか。
本当にやさしいな、おっさんは。

こだわり2

昨日から。
【あらすじ】
ビール、いろいろこだわりました。
=====
◆製品の出荷方法にこだわった。
・テンピュールに包まれての出荷。
・基本的に出荷しない。
・多くの製品を同時に出荷するが、使用するのは中央部分にあったもののみ。
・輸送中、一定の振動が加わったら、廃棄。
◆場所にこだわった。
・ビアガーデン用、花見用、バーベキュー用と、場所別に味の異なる製品を開発。
・製造員の朝は、貯蔵タンクの緯度経度測定から始まる。
◆衛生管理にこだわった。
・汚れを感じ取るセンサーが働くと、突然床に穴が開き、落とされる。
◆発音にこだわった。
・ビールと言うと、製造員が怒る。
◆製造員のモチベーションにこだわった。
・社員食堂がおいしい。
・偉い人が「うちのビールがおいしいのは、君のおかげだよ。」と言って回る。
・偉い人に、製造員が怒る。
・缶やビンをよく見ると、製造員の名前が入っている。
・社内会報が、やたらポップ。
・偉い人が、製造員のモチベーションを上げようとするのを、やめる。
◆酵母のモチベーションにこだわった。
・除菌のため、フィルターに通すとき。
→製造員一同敬礼。
・酵母が含まれているもの。
→製造員一同で、トラックを見送り。走ってトラックを追いかける人も。
◆髪型にこだわった。
・後ろの、重たそうに見える部分を適度にカットし、ふんわりヘアーを実現。
◆環境にこだわった。
・「うまいビールを作る環境を保全する」ための募金を開始。
◆飲んでもらうことにこだわった。
・製造員の反戦、エコに対する意識が極めて高い。
・20歳未満が傷つくニュースを、聞きたがらない。
・蛇口からビールを実現することに前向きであるため、水道局に何度も通う。
うん。
いまいちですな。

こだわり

酒を飲まない人間にとって、ビールへのこだわりを説いた姿勢というのは、時として奇妙だ。
例えばCMで、原料となるホップや水をこだわりぬいたことが、がっつり語られたりする。
もちろん悪いことは何もないのだが、その熱烈な口調を聞いて「ちょっと、落ち着けよ」と言いたくなる気もする。
おいしいかもしれないけど、こだわりぬいたかもしれないけど、とりあえず嗜好品じゃないか、と。
ただ、ビールを飲む人にとっては、そのこだわりがダイレクトに味を左右している要素であるため、彼らとしては、その辺はメーカーさんが自信ある分だけ高らかであればいいさ、という考えのようだ。
ただ、この考えは嗜好品の中でも酒に限ったものと言える。
酒と同様、嗜好品であるタバコについて考えてみよう。
「高級たばこ使用、活性炭フィルタ装着、選び抜かれたわら半紙で包みました。」
どうだろうか。
タバコは健康を害するイメージがかなり高いことも手伝ってか、何言ってんだの傾向がビールのそれとは「だんち」ではないだろうか。
また、ビールを高級にするため、選りすぐりの原料が使用された場合、それでできるのはビールである。
一方、タバコを高級にするため、選りすぐりの原料が使用された場合、それでできるのはヘタすると葉巻になってしまう。
偏見かもしれないが、日本で葉巻というと、ギャグ方面に片足つっこんでいるので、その点でもタバコはいまいち「こだわれない」嗜好品なのだ。
その点、冒頭のビールに代表される酒類は、こだわりを全面に押し出していける嗜好品のようだ。
なんとか天然水を使用することは当たり前のようであるし、製造法からグラスへの注ぎ方まで研究されまくっている。
本題
「こだわり」ってものは、きりがない。
いい水使った。
いい麦芽だ。
でも、まだ「こだわれてしまう」。
きりがないなりに、色々こだわってみよう!!。のコーナー。
次回。

あだ名2

くそう。
こんなあだ名、あこがれるかものコーナー。
◆いきなり
用法:
「今度の避難訓練、俺はいきなりの後ろな。」
由来として考えられるもの:
アルファベットを「H」から数える
カップめんにお湯を入れるとき、フタを全部あけてしまう
転校初日、先生の自己紹介もまだなのに、勝手に空いてる席に座っていた
◆夫人
用法:
「夫人の髪、盛りすぎじゃね?」
由来として考えられるもの:
優雅そうにテニスをする
笑うとき、手の甲を口に当てる
本名を知られていない
◆どくろ頭領
用法:
「あれ頭領、プリント足りないよ」
由来として考えられるもの:
制服のボタンが、巧妙にどくろに細工してある
悪者幹部っぽい笑い声
みんなで帰るとき、いつの間にかいなくなっている
◆サツ
用法:
「サツ、ちょっと予定表見せてくんね?」
由来として考えられるもの:
父親が警察官
目と目の間が異様に近い
寝言で「やべえサツだずらかれ」と言っていた
◆保温器
用法:
「保温器が前だと、見えねーじゃん」
由来として考えられるもの:
太っている
発熱量がハンパでないことが知られている
語尾が「でふ」

俺の話を聞け。

「今日のインタビューは、ナイスピッチング、9回を投げきりました、宇多川投手です。」
宇多川「どうも。」
「今日はお疲れ様でした。」
宇多川「そうですねー。一時はどうなることかと思ったんですけど、どうにか男米も病気にならず、無事でしたね。」
「ところで今日、一番ポイントだったシーンはどこだったでしょう?。」
宇多川「やはり、女の子のくしゃみはたいていかわいい、という点ですかね。なんだか、突発的な事象の割には、まるっこい感じしますよね、女の子のくしゃみ。」
「立ち上がり、いきなり四球でしたが?。」
宇多川「そうですね。近くで新聞とか漫画、ゲームをやられると、こちらとしてものぞき見してないよオーラを出さなくちゃいけないよな、って。あなたの作ってるメールなんか見てませんよ、って。そういうのも重要なんですよね。」
「やはりそうでしたか。」
宇多川「そうでしたよね。」
「では、最後に、球場の皆さんにメッセージをどうぞ。」
宇多川「前から気になっているんですけど、アスワンダムとアスワンハイダムって、どっちかでいいじゃんと思うんですけどね。もう、2つともアスワンダムのようなもの、でいいじゃないですか。ありがとうございました。」
「ヒーローインタビュー、宇多川投手でした。」
スタジオ
「どちらも引かず、大熱戦でしたね。」

勝手に広告

あまり広告として見ないようなやつを、無理にあてがってみた。
=====
ねぇねぇ、あの人、何つけてるのかしら。
あ、ほんとだ。
なんだか、かっこいいね。
あぁ、ああやって手にかけて。
あれなら、安心安全ね。
新時代を担う最先端技術、ストラップ
=====
♪ ショッキング? トゥナイト ♪
♪ アグレッシブ? トゥナイト ナイト ナイト ♪
あんたなんか嫌いだけれど、つめたくしないで。
ああ。冷たくなんか、しないよ。
羽ばたく未来へ。聴診器の先の丸いやつ
=====
脅威の全自動 フルスロットル!!
家族みんなが集う居間に、是非。
エア・コン
=====
耐久性重視!!。
しかも、目立たない!!。
究極のナノらせん構造により、抜けない、抜けさせない!!。
向井川商店のがびょう
スクリュードライバー
=====
♪ いつも一緒に いたかった ♪
♪ となりで 笑ってたかった ♪
色あせない思い出を、いつまでも。
え・はがき
=====
・・・このスタンスは、楽だ!!。
ただ、少々おイタが過ぎたよう。
勝手に広告、おわり。
楽したくなったら、続く。
追記
あれ、広告って、こんなんだっけ・・・?。

自殺薬

自殺薬、すなわち自殺するときに使用する薬。
こいつが「自己責任で使ってもいいよ」という認定を受けてどうこう、といった小説は多そうだ。
どうなんだろうか。
認定されたとすると、学校に行くたびに生徒数が減っている。
そんなことになるのだろうか。
会社に行くたびに、ある机に花が飾られている。
花屋が儲かることになるのだろうか。
個人的には、あまりそうは思わないなぁ。
一過的に自殺者の数が増加してしまうかもしれないけど、なんだかんだいって今とあまり変わらないんじゃないか。
ひとつ変わることといえば、みんな寝る前の考えごとが、自殺薬のことばかりになる。
そんなとこくらいだろう。

食物連鎖

現在やっているゲーム、セブンスドラゴン。
オーソドックスなRPGだ。
このゲームをやっているとき、こんなシーンがあった。
ゲーム内キャラクターを動かしていると、敵が出現!!。
複数の敵が目の前に現れたのである。
それがライオン型の敵と、ヤギっぽい敵。
・・・考えるに、その敵たちには、こちらは特に何もしなくてもいいような気がする。
我々の目の前に現れて、ただ自然の摂理的なことが行われるだけなのではないか。
だが、ゲーム中では、ライオンとヤギは仲良くこちらを攻撃してきた。
さて、RPGの世界では、敵に気付かれないうちに攻撃ができるシステム「先制攻撃」というものがあるものもある。
今回のゲーム中にもそんな感じのものがあり、ちゃんとは見てないけど、敵と遭遇時のテキストとしては、こんなだろう。
「○○ライオンと、××ゴートがあらわれた!!。こちらにはまだ気付いていない!!。」
・・・それはそうだろう。
食うものと食われるものの間に流れる、緊迫した空気。
今まさに「野生の王国」なことが行われようとしているからだ。
と、やはりここでゲームの話に。
両方とも仲良くキャラクターに狩られる、ライオンとヤギなのであった。

みぎひだりみぎひだり

昨日からですけど、ほんと、なにか。
【あらすじ】
「みぎひだり」の概念を、気持ち似たものに置き換えてみる。
=====
昨日は右左を「東西」に変えてみて、敏腕営業マンが誕生した。
東西。
右左の概念をちゃんと網羅することはなく、破綻してはいたけれど、置き換えたら結構味でた。
ということで、ほか。
東西に類似したやつを考えてみようと思う。
さて、あるところに痩せた人の住んでいる家があって、少し離れたところに太った人の住んでいる家があったとする。
あなたがその2点を結んだ線上にいるとき、あなたはローカル右左「やせふとり」を得ることができるだろう。
その性質やローカルさに目をつむりさえすれば、様々な右左概念を持つものが無尽蔵に手に入るのである。
車に乗っていたあなたは、その交差点で「やせ折」、以前の言うところ「右折」を行った。
バックミラーを見ると、後続車はそろって「でぶ折」している。
どうも太ったガキ大将が、病弱な少年にプロレス技をかけているイメージしかわかないが、このローカル右左「やせふとり」を有している人々にとっては、ちゃんと右左のイメージなはずである。
そしてこのローカル右左、結構使われている。
例えばあなたに友人から電話がかかってきたとする。
「君のうちに行きたいんだけど、駅前の道をどっちに行けばいいかな。」
もちろん右左でも答えられるかもしれないが、相手が駅の何口にいるのかもわからないとなると、そうもいかない。
と、ここであなたは、駅周辺の看板を思い出す。
我が家の隣に位置するラブホテルの看板が、いたるところにあるのだ。
あなたは友人にローカル右左による方向付けをするだろう。
「とりあえず、ラブホテル「狩猟民族」のほうに向かって。」
めでたく友人は「ラブホテル狩猟民族」に向かって歩き出し、あなたは家の前で友人を待てばいい。
3回にわたって右左の別の置き換えを考えてみたところ、様々な事象が生じることがわかった。
そのなかで、日常的にローカル右左が使われていることがわかった。
少し、飽きてきた。
なので、以上。

みぎひだりみぎ

昨日からですけど、なにか。
【あらすじ】
「みぎひだり」の概念を、気持ち似たものに置き換えてみる。
=====
昨日は「東西」をあてがってみた。
続いて、昨日約束した通り、コナミコマンドを置き換えてみる。
北北南南西東西東BA
・・・敏腕営業マンか、おまえは。
なんか、奔走しすぎだろ。
※必然的にというか、上下は北と南になりました。
また、BAに謎は残るが、なんだか強そうな麻雀の役みたいでもある。
ちなみに、「何勝手に上下変えてんだ」と憤る方もおられるやも知れないが、待ってほしい。
上上下下西東西東BA
上下を変えなくても、やはり全国を奔走する敏腕営業マンであり、今回は高層ビルも守備範囲内のようだ。
安心である。
ついでに、もうひとつ置き換えてみた。
東脳
西脳
・・・これは、どうしようかね・・・。
落ち着いたとこで、次回。
もっといろいろなもので「みぎひだり」を置き換える。
※コナミコマンド。
ファミコンとかのコントローラーを、「上上下下左右左右BA」の順にボタンを押すと、たいがいいいことがある。そのこと。