つみぶかきおとなたちえ。

今まで、僕は「笑うのは、人間にしかできないこと」という話を耳にし、まぁそうなんだろうと思っていた。
しかし、先日流れていたCMでは「ゴリラは子供のころは笑う」と言っていた。
ここで僕の食指に触れるのは、笑うことは人間以外もできるということや、ゴリラの子供の笑顔がどんなことになっているのか、ということでもない。
「子供」の扱いである。
どうやら子供は半人前、ちゃんとした個体ではないと思われていないようなのだ。
例えば、ヒトの赤ちゃんに、包装紙でプレゼントをキレイに包む能力があったとする。
そして、大人になると、その能力は消えてしまう。
本来、ヒトに対しての「プレゼント包装能力」を考える際、子供時期の能力はないがしろにできないと考えられるのだが、ゴリラの例からみた子供の扱いを鑑みると、どうやら「ヒトはうまくプレゼントを包装できない」となってしまうのだ。
「子供がプレゼントを、ぴしっとあまりなく包装する?。まぁ、子供だからね。」
「子供でしょ?。セロテープを使わずにゆるまず包装するの。でも、大人はできないからねぇ。」
「折り紙と勘違いしてるだけだよ。子供は、うん。」
こんな感じで、不当な扱いを受ける、子供のプレゼント包装能力。
と、あくまで上記のは、例。
ゴリラの例は違う。
ゴリラの子供は、ちゃんと笑ってくれているのだ。
しかし、子供扱いのせいでその能力は特に注目されることなく、末端の人々には「笑うのは、人間しかできないこと」ということになってしまっている。
いいのか、ゴリラの子供たちよ。
大人に大きな顔させていると、せっかくの「笑い能力」が隠されてしまうぞ。
怒れ!!。
ふがいない大人に。
ということで、晴れて「笑うのは、人間にしかできないこと」で、うまくいきそうである。

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