食事環境

前々から気になっているのだが、カウンター席しかないラーメン屋さんはかなり特殊な飲食店ではないだろうか。
なぜそう思うかというと、以下2点が気になるからだ。
・料理を作ってくれた人が、目の前にいる。
・料理を食べる人の目の前に、忙しそうな人がいる。
言ってることは似たようなもの。
そしてもちろん、これはラーメン屋だけが該当するようなことではない。
多そうではありそうだ。
さて、これらについて、なぜ気になるのかを考えてみる。
・料理を作ってくれた人が、目の前にいる。
これと同じ状況といってまず思いつくのが「家の食卓」である。
料理を作ってくれた人と一緒に、食卓を囲んでの食事となるのが一般的。
このシーンでは気になることなど、何もない。
となると、ラーメン屋における感じの原因はひとつだろう。
「料理人が知らない人」
知らない人が目の前にいるから、なんだか気になるのである。
一方、家の食卓では料理を作ってくれた人がお母さんだったりして、それが目の前にいる。
知り合いが目の前にいることは一般的であり、なんら問題はないのだ。
さらに、消費者としては「料理を作ってくれた人が、目の前にいる」ことを「何か観察している」ように捉えてしまう考えもあり、それが気になる要因の一つでありそうだ。
「僕はうまそうに食べているように見られているだろうか」
「さもないと、湯を浴びせられるかもしれない」
そこまではいかないが、あんまり変なこともできない状況だ。
ただでさえ、何かを食べることを見られる、というのがストレスである人は多いのに。
ごめん多くはないかも。
以上をまとめると、カウンター席における気になりの原因はこうなるか。
「料理を作ってくれた人が知らない人で、かつ何か自分を見ているような気がするため」
ということは、以下のようだったら、ラーメン屋でおいしくラーメンを食べられるはずだ。
「料理を作ってくれた人が知ってる人で、かつ何か自分を見ているような気がするため」
「料理を作ってくれた人が知ってる人で、かつ明らかに自分に興味がなさそうだ」
「料理を作ってくれた人が知らない人で、かつ明らかに自分に興味がなさそうだ」
・・・後半になるにつれ、なんとなくラーメンがおいしくなさそうになるのは、なぜだ。
明日。
・料理を食べる人の目の前に、忙しそうな人がいる。
について。

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