歯ごたえ

この星はかつて、生命が躍動する奇跡の象徴だった。
しかし、星全体を覆うほどの影をまとうその悪には、なんら価値のない奇跡でもあった。
汝、ただ食われるのを待つ者也や。
発端となった国はかつて、礼儀を忘れぬ高度な文化を携えていた。
しかし、もはやその発端がいつ起きたのかすら、探し出すことはできない。
汝、その手に武器を持つ者也や。
秋の訪れたとき、その欲求を満たすためだけに、音もなく動き出す。
人類には、もう何の手立てもないのだろうか。
クイズ地球まるかじり THE MOVIE
近日非公開

もうすぐ万博

本日のディスカッション
「サイボーグを作る」
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中略
?サイボーグの作り方について会議中?
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「ということで、我々の部費ではサイボーグ無理、となったわけですが、ひとつ問題があります」
「なんですか?」
「今度の文化祭にサイボーグを出展することにしちゃっています」
「明日ですね」
「はっきり言って、本日の会議がどのような結末になろうとも、サイボーグをでっち上げることだけは決まっていました」
「どうしましょう」
「…白井、ただ座っているだけでいい」
「わかりました」
「となると、あとはどのように白井をサイボーグっぽく見せるかだな」
「とにかく動くとボロが出るから、周りのアイテムでかもすんですね」
「うまいですね、ボロとロボをかけるなんて」
「やはり、万人が納得するのは燃料缶を横に置いておくのが、いいな」
「でも、同様にデフォであるコードと、なんとなく競合しません?」
「油か。電気か、か…」
「白井、どっちだ」
「エントリープラグみたいなので、お願いします」
「他には何かあるかな」
「ほっぺにネジを付けるのはどうでしょう」
「何か、口から部品を取り込んだように見えますね」
「ナイスだ、新入部員」
「でも、ネジでいいんでしょうか」
「うーん。ナットとか、あるしね」
「白井、どうだ」
「殻は取り入れません。中身だけです」
「ほっぺにネジをつけるとして、他には」
「朝起きると、OS立ち上がり音がするのは、どうでしょう」
「いいけど、白井は座っているだけだしな」
「じゃあ、通常は目をつむっておいてもらって、用意したマウスをクリックすると、立ち上がり音とともに目を開ける、というのは?」
「もう時間がない。どうにか準備できそうだから、これも採用だね」
「よし、これだけやれば、文化祭レベルとして、誰も怒らないだろう」
「よかったですね」
「じゃあ明日、白井頼むぞ」
「コチラコソ オネガイシマス」
「おぉ、白井。さっきより、よくなってるぞ…」
「おぉ・・・」
・・・当日。
文化祭は、うまく行き過ぎました。

卒業文集 6番

卒業文集
6番 カーリー・スー
お父さんは夜、タンスに体あたりをします。
新しいしごとのれんしゅうなのです。
「あたりやのしごとは、かどにたいする考えで、すべてきまるとおもう」
お父さんがしごとのことを言います。
お父さんが「車にあたったあと、その車がにげたら、ハイリスクハイリターンになるんだろうな。このしごとは」と言いました。
わたしがよくわからないというと、お父さんは、あたりやをやったときに車がにげたとき、その人を見つけられたら、よりたくさんお金がもらえそうだけど、見つけれなかったらお金がもらえない、ということを言いたいのだと言いました。
わたしは、そのとおりだと言いました。
あそびにきていたきくち君が「あたった車がにげたとき、だれが一ばんわるいの」とお父さんにきいたら、「おじさんも、くるまのひとも、じだいも、みんなわるいんだ。」と言いました。
わたしは、そのとおりだと言いました。
きくち君は、わるい人にはなりたくない、と言いました。
わたしは、もっともだと言いました。
わたしがそつぎょうしたら、お父さんにもっとかどのいいタンスを買ってあげようとおもいます。

何かが起こりそうだよストーリー プロローグ

ヒロユキが12歳の頃、そのいとこのヨシミは、明朝体のハネ部分に欲情していたっけ。
サトシはそう思った。
ヨシミの同級生のカズヒロは「レミオロメン」のことをヨーロッパのある演劇の名前だと思っていたし、カズヒロと苗字が同じなタカヤは、手の甲に生えた一本の太い毛を大切にしていた。
街中で母親と手をつないでいる男児の人数を数えるのが趣味だったトモミはタカヤのことを知らなかったが、何かあったときのために、いつも古新聞を用意していたし、その弟のツバサはこの間、モロッコに行く夢をみた。
そんなツバサと生命線の長さが一緒だったハムドが、畑に吊るされたCDに疑問を持っていた頃、学校の一緒だったシンジは誰も傷つけない失笑が、ナミは家電量販店で店員さんを呼び止めることが得意だった。
ナミの呼び止めた店員さんから、執拗にサイクロン掃除機を勧められたハルゾウは「なんだか、やっと時代が俺に追いついた」と言っていたが、その将棋友達のゲンジは、基本的に無傷だった。
ゲンジの小母のオサヨは気の強い女性で、マンガ喫茶で自分が読みたいものを全て確保していたけど、それを愛おしく見ていたヘイハチは9巻が空くのを待っていた。
この二人はキルドレさながら不死になっちゃって。
オサヨなんてゲンジがどこまで耐えられるかを試してみたけど、結果的には人間のそれと変わりがなかった。
その時代、ショウジは野球の審判をしていて、一回くらいは打者が一塁ベースを踏む瞬間に「ストライク」と叫んでみたいと思っていたが、ピッチャーをやってたトモキは、投球中も家でセットしたビデオがうまく作動しているか、気になってしょうがなかった。
そんな僕らが、今度合コンをすることになりました。
よろしくお願いします。

何かが起こりそうだよストーリー
何かが起こりそうだよストーリー リターンズ
何かが起こりそうだよストーリー プレリュード

非いつもの

「いつものやつ」で通じる喫茶店で「いつものじゃないやつ」を頼んだら、何が出てくるのだろう。
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?いつものやつ?
ガトーショコラ
ウィンナーコーヒー
=========
「いらっしゃいませ」
「あぁ、マスター。いつものじゃないやつ」
「!!!!!」
◆マスターの脳裏にひらめいたものたち。
?いつものじゃないやつ?
1.
マクドナルド ハッピーセット
2.
きんつば
甘酒
3.
鯖の水煮缶詰
水道水
4.
工業哀歌バレーボーイズ1?3巻
5.
子猫のパズル(200ピース)
6.
USJ年間スタジオ・パス
7.
木片
紙やすり
8.
本格的な鞭
9.
仕入れ拳銃一覧表
10.
トング(2ヶ)
11.
筆ペン
半紙
12.
食べかけのガトーショコラ
エスプレッソ
13.
延長コード
14.
何かよくわからないスイッチ
(横にドクロのマークがある)
15.
何かよくわからないスイッチ
(特に何も書かれていない)
??????????????????????
マスターはメニューを持っていきました。

いつもの

ついに、である。
ついに、よく行く喫茶店で「いつものやつですね」と言われたのである。
そこでは、僕は決まったものしか頼まないため、いつかは言われるんじゃないかと思っていた。
しかし、この「いつものやつ」については、羨望的な話が多いのではあるが、考えてみよう。
けっこう、はずかしいぞ。
ということで、僕は店員さんにそう言わせる前に、「ガトーショコラとウィンナーコーヒーで」と、毎回同じことを言っていたのだ。
だが、言われてしまった。
やっぱり、はずかしかった。
おんなじものなんて保守的だなぁ、と思った。
ということで、そう言われて以来も、僕はこの敗北(?)に屈することなく、ずっと「ガトーショコラ・・・」と先手を打ち続けている。
そうしないとはずかしいし、ケーキじゃなくてプリンが食べたいときもあるのだ。

父親像

なんとなく今考えた、父親の口から出てきて欲しくない言葉、ベスト5!!。
1位 ポシェット
2位 ヴァナ・ディール
3位 うひょー
4位 ふくろとじ
5位 Bボタン
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1位:ポシェット
「ちょっと、出てくる。わり、そこのポシェット取ってくれ。」
この瞬間、父親の威厳とやらは、露と消える。
2位:ヴァナ・ディール
最近やっとPC使えるようになったと持ったら、いきなりそこ!?、みたいな。
3位:うひょー
「うひょー、モロ、モロ!!」
これは見たくない。
4位:ふくろとじ
「なんだこれ、ふくろとじになってんじゃないか。」
父親も、モロに見られたり、ふくろとじで見られなくなったりしているようだが、こちらは、そんなあなたを見たくない。
5位:Bボタン
「おいそこ。Bボタンじゃないと飛び越せないぞ。」
なぜあなたが知っているのか。
かく親父像、近くなりにけり。

パトリオット2

【あらすじ】
志津子は、ジャック向田のことを外人だと勘違いしているが、悪意はない。
そんな志津子の「来日してからどのくらいたつか」という問いに対し、話を合わせるため年齢を答えてしまった向田。
間違ってはいないが、とにかくもう、向田はめんどくさくなっていた。
============
志津子「ところで、来日されてから26年ともなると、だいぶ日本になれてらっしゃる。」
ジャック「・・・そりゃあ、もう。」
志「好きな日本料理とかは。」
ジ「・・・まぁ、スシテンプラですよ。」
志「あら、以外にソードアックス。」
ジ「・・・オーソドックス・・・。」
志「やっぱり、行き着くところはスシテンプラなんですねぇ。」
ジ「・・・そうでしょうね。」
志「来日されてから、初めて覚えた日本語なんて、あります。」
ジ「・・・えぇ。アリガトウ、コンニチハ。」
志「やっぱり。そう、日本はあいさつを大切にする国なんですよ。」
ジ「・・・そうでしたか。」
志「他には。」
ジ「・・・うんと。ガチョーンなんかも、割と。」
志「まぁ、それってギャグなんですよ。」
ジ「・・・えぇ。つい最近、知りました。」
志「悪いお友達も、いたものですねぇ。」
ジ「・・・そうですね。」
志「これはいい意味を持つ言葉だ、みたいなものはありました。」
ジ「・・・そうですね。「キョウハ キミノタメダケニ ウタッタアト ウインクスルカラ テレビミテオイテクレ」ですかね。」
志「まぁ、実用的ですね。」
ジ「そうでしたね。」
志「今日は、楽しい話をたくさん伺うことができました。ありがとうございます。」
ジ「・・・いえ、こちらこそ。」
志「ところで今日は、ちょっとしたサプライズがあります。」
ジ「え、なんでしょう。」
志「ジョニーさん。お誕生日おめでとうございます。ケーキです。」
ジ「えー。あ、ありがとうございます。ジャックですけど。」
志「もう、26歳になられるということで、ロウソクもちゃんと用意しましたよ。」
ジ「!!」

パトリオット

志津子「今日のゲストは人気バンド「ジャック向田と市井数学研究所」のボーカル、ジャック向田です。」
ジャック「どうも。」
志「今、すごい人気なんですよね。新曲「割り切れない思い」。お若いのに、あんな曲がよくできますね。」
ジ「そうですね。苦労しました。」
志「それにしても、お上手ですね。」
ジ「え。何がです。」
志「日本語ですよ。とどこおりなく。」
ジ「え。いや、別に。僕、日本人ですよ。」
志「またご冗談を。」
ジ「いや。あの。」
志「大丈夫ですよ。全て受け入れていますから。」
ジ「いや、別に。日本人ですから。ずっと日本ですから。」
志「来日されてからは、どのくらい。」
ジ「だから、あの。」
志「来日されてからは。」
ジ「・・・26年です。」
志「まぁ。素数じゃないんですね。」
ジ「・・・。」
ジャックという名から、外人だと勘違いしている志津子に、つい話を合わせてしまった重雄(ジャック向田)。
こんなにも小さな誤解が、特にどうもならない次回へと続く!!。

夏の日に 紡いでみたよ 五七五その3

前々回の五七五
前回の五七五
暑き夜
 ミッドナイトウェイ
  サーカスだ
     nimbus7942(ミッドナイトウェイをテンポよく読むこと)
休み終え
 色気増してる
  同級生
     nimbus7942(何かあった)
パイプ椅子
 甘えてぐずり
  指を噛む
     nimbus7942(たたんでほしくないの)
かたつむり
 もう触れなく
  なっている
     nimbus7942(気持ち悪い)
金縛り
 指動かせば
  解除さる
     nimbus7942(なったときはこの句を思い出すこと)
コワモテが
 濡れたタオルを
  ビッてやる
     nimbus7942(高い攻撃力)
地下道に
 一輪の花が
  ハンティング
     nimbus7942(ここにしか咲かない花)
なめだすと
 止まらないのが
  あめ玉だ
     nimbus7942(あめ玉だ)
張り裂ける
 この想い胸に
  太陽へ
     イカロス
おとといの
 さきおとといは
  思い出だ
     nimbus7942(夜ご飯なんだったかなぁ)