おしゃれ1

生物の中には、オスの容姿からパートナーを選ぶものがある。
そして、ちゃんと調べてはいないが、その選択パターンは大きく分けて2種類だろう。
1.生存能力が高く、体格のいいもの
2.生存に関して意味のない、ある部分が整っているもの
1.は、わかりやすい。
そのときの環境に適応しており、子孫が残りそうな感じがするのだろう。
それにかわり、ひねくれているのは2.である。
例えば、ある生物では体格どうこうよりも「しっぽ」が重要らしい。
それは「生きていくうえで意味がなく、必要のないしっぽですら、あんなに健康で切れたりしてないなら、余裕で生きているんだわ!!」とメスは考え、
「ほら、しっぽですら、ほうら。こんなに長いぜ。お嬢さん」とオスは見せびらかす。
ひねくれた感じだが、実際、そんなパートナー選びをする生物もいる。
生きていくうえで、致命的に必要ないことが、ステータスとなるのだ。
さて、人間である。
人間では、どうしても容姿だけでは判定しづらい面があり、パートナー選びの主な要素に「性格」が加わると考えられる。
また、それぞれに社会への適応性などが加わり、パターンは複雑になるだろう。
それでもおおまかに、上記3つ(1.、2.と性格)に分けられるとすると、人間のオスはどう考えるだろうか。
1.体格のいいもの
「俺、体格はいいけど、別に獲物を追い回して狩ることもないしな、人間。もっと別の方法でメスにアピールできないかな・・・。」
3.性格のいいもの
「性格いいだけじゃ、ご飯食べられないしな。他の手を考えないと・・・。」
と考えそうだ。
パターンが複雑となり、その項目は曖昧に薄れた。
少女漫画に出てくる転校生くらい、足長いけど。
コンビニのお菓子コーナーを、頼まれてもいないのに整理整頓してしまうくらい、性格いいけど。
その良さが曖昧に感じられる昨今、なんとなく不安なのだ。
と、ところで、2.がない。
実は、2.は、人間界では形を変えたようだ。
2.の「生存に関して意味のないもの」は、1.や3.により形を変えられ、人間界でいう「おしゃれ」の原型となったのだ。
確かに「ラッパズボンをはいているとライオンに襲われない」というのは聞いたことがないし、「ハーフコートで免疫力がつきました」というのもない。
生存することだけを考えたら、おしゃれは無用だ。
しかし、上記のことが案外事実に近いなら、おしゃれは確実に、人間(♂)の査定項目に記載されている。
そして、1.の人でも3.の人は、自分の持っている不安を解消する手段としてそれを使いだしている。
・・・
まだ、本題(?)に入れていない・・・。
言いたかったことは「おしゃれは生きていく上で必要なさそうだけど、やんなくちゃまずいかもよ?」ということ。
明日へ。

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