具2

【あらすじ】
お好み焼き屋さんやピザ屋さんのメニューに「トッピン具」ってあるんだけど、それを見るたびに心の病気になりそうだよ・・・。
前回、トッピン具の意志について、最後に触れた。
「トッピン具の意志」。
それは「人のだじゃれる意志」に他ならない。
今はまだいい。
トッピングくらいしか知らないから。
しかし、こうなったらどうだろう。
「フィッシン具」
このとき重要なのが、トッピン具の「具」は何であったのか、というところである。
僕が考えるに、それはお好み焼きにおける「チーズ」であり「モチ」であり「エビ」などだろう。
もちろんピザでは「チョリソ」であり「コーン」であり「イカ」である。
「トッピン具」とまで言っておいて、「具」がソースを塗るハケであったり、ピザを切る、くるくるーっとやるカッターを指しているとは考えにくい。
以上の点を踏まえると、「フィッシン具」における「具」はフィッシュ、魚であることは間違いないだろう。
しかも、ターゲットの魚を指す。
アジ狙いのフィッシン具の具は、アジなのである(ややこしいな・・・)。
なにはともあれ「フィッシン具」では、フィッシングした気にならない。
「トッピン具」の意志を持った人と一緒に魚釣りに行ったりしたら・・・。
上記の悲劇を経験しなくても済むという保証は、ない。
「フェンシン具」
「具」は明らかに「人間」だろう。
そこで人間を意識させてどうするんだ。
「武器とか使ってますけど、人間本来の戦いを追求しています!!」
フォローにもならぬ。
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ある日突然、健全なスポーツが悲劇に見舞われた。
「日本フェンシング協会は、本日より日本フェンシン具協会となります」
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お、俺たちのフェンシングが・・・。
こう泣き崩れる関係者続出である。
こうなってくると「トッピングの意思」、すなわち「人のだじゃれる意志」の凶悪さが、より見えてくる。
「ボーリン具」における「具」は、ピンと球で半々くらいであるが、やはり人に「ボーリン具に行く」とは言いづらい面構えだ。
「ショッピン具」のは、食材だったり雑貨だったりするが、わざわざ「具」のどうこうを示すまでもなく、かっこ悪い。
「ウキウキウォッチン具」のは、僕の中では100%タモリだ。100%っていうのもないが。
「まいっちん具」のは、明らかにマチ子先生であり、ある意味「具」という言葉との相性もよく、自分でも驚いている。
とにかく、「グ」を「具」に変えたときの、堕落っぷりときたら、ない。
「こんな変なこと、言う人が出るかい!!」と思われる人も多いだろうが、人々の「だじゃれる意志」がかなり強く、しかも継続することは身近な商品の名前を見ればわかることである。
現在、「トッピン具」くらいでその意志が留まっている時点で、すでに奇跡である。
しかし、それだって僕が知らないだけで、もう「クリーニン具(具:Yシャツ等)」くらいは来ているかもしれないのだ。
店先の「トッピン具」に、えもいわれぬ不安を感ずる者達にとっては、つらい時代である。
※ちなみに、僕が今回惜しいと思っているのは、「剣道」とのリンクができなかったことだ。
「具」って形、剣道の防具に似ているな・・・。

「具2」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    具の多様さにハッとするばかりでした。
    剣道の防具は無念でしたね・・・。
    「スピルバー具」は何が主なのでしょう。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    むずいお題来た。
    なんとなくですが、宇宙戦争の割合が結構多いと見ました。

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