そんなひと

この世には「なんだかわからないけど、人からモノがもらえる運命」が定められた人がいる。
給食で好きなおかずが人より多い。
家も呼んだ友達が、なにやら持ってくる。
食堂で、盛り付けてもらった量が人より多い。
なんか、プレステのソフトを置いていかれる。
誰かの家を訪れれば、何かを持たされる。
このような人、あなたの周りにもいないだろうか。
なんなんだ「このような人」!!。なんでもらえるんだ。
うらやましいぞ。
概して「このような人」は気さくで人柄のよい人物であることが多い。
ところが考えるに、この世のほとんどの人は気さくで人柄がよい人物ではないのだろうか。
彼らは「気さくで人柄がよい」からモノがもらえるのではなく、そういう運命なのだ。
そんな運命のもと、誕生した生命。それが彼ら。
・・・解せない。
僕もそう思う。
彼らと、そうでないものたちとの差は何なのだ?。
違いはなんだ?。
このモノをめぐる違いはどのあたりから見られるものなのだろうか。
考えてみると、砂場で遊んでいるとき、砂団子をやたら獲得していた友達がいたような・・・。
素質はかなり早い段階から見られるのか。
先天性の、何かなのだろうか。
そう、双子!!。
双子で実験できないだろうか。
双子をこう、引き離してだね・・・。
と、ここまでやる必要はない。
おそらく差などないのだ。
なんだかんだ言って、人は誰でも多くのものをもらっているものだ。
そう。
彼らだって僕らだって、この世に誕生するにあたって、平等にいのちがもらえたじゃないか。
ということで、今回書きたかったのは「なんか適当に、いい話風にすんなや」でした。

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