話は十進数で進む。

携帯電話の暗証番号が、わからなくなってしまいました。
デフォルトだとゼロとかのはず。
でも、受け付けない。
そこで、自分の好きな数字を考えてみました。
「やっぱり5とか7かな・・・。でも、こうしてあらためて考えてみると、6とかって結構魅力的なフォルムだな・・・。8にいたっては、これから使うときに意識しちゃうな?。」
とか考えているうちに、「好きな数字」とやらがどんなシーンで形成されるのかが気になりました。
人間として、男女として、先天的に好きな形状とかあるかもしれないけど、もうちょい後天的なものもあるに違いない。
「小さい頃から肋骨を数えるのが好きだった」
調べたところ、人間には12対、24本の肋骨があるとのこと。
幼いあなたは胸に手をやり「いち、に・・・」。
・・・「じゅういち、じゅうに・・・。じゅうにぃぃぃぃぃ!!!!。」となり、「1」と「2」が好きになり、2ケタにも強くなります。
「1990年、巨人の木田におんぶしてもらった」
この結果、「わぁ、お父さんより大きな背中!!」とか言いながら「4」と「7」が好きになります。
「お母さんがどことなく「3」だった。」
しょうがない。
こういった経緯があったはず。
ちなみに「0」が好きっていうのは、頭よさげだけど、なんだか残念な感じもします。
でも最近ではちびっこに人気のゲーム、ロックマンゼロなどがあるようなので、「0」も人気かも。
こうしてみると、5が好きというのは戦隊物( or CHA-CHA )が好きだったということかもしれない。
1は仮面ライダー。
7は光ゲンジ。
6は昔のSMAP。
待てよ・・・。
仮面ライダーも、全員だと肋骨分くらいはいるかも(しつこい)。
まぁ、みなさんも「自分の好きな数字の由来」を思い出してみよう。
それにしても暗証番号、なんだっけなぁ。
「5」も違う。
もちろん「7」、「9」、「4」や「2」も。
あと。
あと試していないのは、何か丸が上下に並んだような、大してかわいくもないヤツだな・・・。

豆も小麦も厳選素材

初めての喫茶店で、「マイルドブレンド」なるものを注文する。
飲みやすさを重視しました、とのふれこみ。
僕は「おいしいコーヒーを出す喫茶店」と「焼きうどん」との関係を綴った本に、2冊出会っている。
どちらも要約で申し訳ないが、「喫茶店で焼きうどんがメニューにある」ことに否定的だった。
しかし、僕は「食べ合わせ」とか「食べる順番」をあまり気にしない。
焼きうどんを出す喫茶店は、おいしいコーヒーとおいしい焼きうどんを出してくれさえすればいいのである。
ただ、「焼きうどん」を出す喫茶店は、結局は他のところもよろしくない可能性が高いことを、否定はしないが。
「マイルドブレンド」を飲む。
尋常じゃなく飲みやすい。
この、「飲みやすい」という印象は、当たり前だが「飲みにくい」という前例があってのものだ。
しかし、その前例だって、今まではおいしく飲ませていただいたコーヒーである。これからだっておいしいと感じることだろう。
ただ、今まで飲んでいたコーヒーが、思いのほか苦味の効いているものであることが判明したのだ。
僕が最近飲み続けていたコーヒーは、ただ、一種類だったのである。
それが別種類の介入により、やっと「唯一」という存在から開放された。
人間、「初めて」や「1パターン」で物事を終わらせるのは、危険だ。
2回目以降。
2回目以降である。
焼きうどんのくだんも、1冊だったらここでは取り上げない。
この日、僕は「飲みやすいコーヒー」と「飲みにくいコーヒー」を手に入れた。
おめでとう、僕。

あ、磯のかおり。

混んでいる電車の中で、本を読む。
揺れゾーンにさしかかる直前でつり革に手を伸ばし、衝撃に耐える準備をする。
ん?。
何故か、片手でページを開くのが難しくなった。
うまく微調整できず、一気に何ページも進んでしまう。
「しおり」のせいだ。
本に使われている紙よりも硬く、大きさも小さいため、これが間に入っているとページをめくる上で邪魔になる。
困ったものだ。
このような経験をした人は少なくないだろう。
本屋さんでもらうしおりをもてあます人もいるだろう。
でも、しおりはなくならない。
もちろん、折り目を付けずに読み途中のページに目印をつけるという用途があるからだ。
最初にしおりを発見した人は偉大だ。
その人のおかげで、僕らは本に日高昆布をはさまなくてもよいのである。

怒れる肌色

流行とは、時刻表のないバス停のようなものだ。
着いたはいいが、早く着いたのか、乗り遅れたのかが分からない。
分かるのは、並んでいる人がいるかどうかだけだ。
USBを挿すとき、必ず最初は逆方向にあてがってしまう落語家、両福亭ステファンは、後援会の酒の席でこのように語り、メロンばかり食べたという。
そこに偶然にも来ていた自称撃墜王、7942はなんとなく思った。
「・・・たむらけんじは、僕らが思っている以上に、本当に怒っているんだな・・・。」

最終定理が失われた環を紡ぐとき

僕は気になったことをメモにとる。
(2006/9/25「決壊しても、もれません。」)
もちろん、書いたときは何かしらよろしい部分があったはずなのだが、いかんせん時間が経つと、何が何やらわからないことになったりもする。
あるページに、こう記してある。
===================================
形態模写・・・細かいほど笑える意味
・ギャップ
・何でこんな意味のないとこみてんねん
→優劣の介在、笑いの根底
===================================
問題は、「→優劣の介在」の「→」である。
何故上記の内容から「優劣の介在」が導き出されるのであろうか。
「何か」が間に存在し、「何でこんな意味のないとこみてんねん」と「優劣の介在」の橋渡しをしたはずなのだ。
僕は当時の僕をうらむ。
ちょっとでもコメントしておけば、こんなに気にならずに済んだものを。
また、「笑いの根底」も見逃せない。
・・・誰なんだ、おまえは。
さらに、なぜか3ページおきくらいに「紫煙」と書かれている。
・・・こえぇ。
そして、今回は全体的に。
・・・意味わかんねぇ。

○月×日に誕生することを決意

中学生の頃、なんだかわからないけど「あなたの人生録」みたいなものを、該当者に無断で想像。
勝手に「36歳にして、初めて「ジンバブエ」と口にする」とかをノートに書いて、本人に見せていたことがある。
だいたい0歳から長生きの人で80歳くらい。
20代の若さでこの世を去る人もいました。
両手で数えられるくらいしか書かなかったけど、おおむね気味悪がられた気がします。
面白がられるは少数派でした。
そして、誰かにすごく怒られたのでやめました。
ところで。
自分の人生が書かれた文庫本みたいのがあって、1ページだけ見られるとしたら、どうしますか?。
もちろん過去のページは見ないでしょうけど、結婚適齢期、60歳前後の退職後など、見たいページは多いはず。
目次を見れば、寿命も見られるかも。
でも、すごくペラペラだったら、色々と滅入りそう。
「俺の人生、扇風機の取扱説明書に負けてるよ!!」
そりゃ滅入る。
せめて売られているような、普通の文庫本くらいの厚みはほしいところ。
日々の食事などは、気を抜いているとたぶん記録されないので、
「竹筒にプリンを仕込み、焼き上げた「竹焼きプリン」なるものを調理。不味だが、ごまプリンでの試行は必要。」
「○月×日の朝は、ポークソテーを食べると決意」
など、意識的なフォローが必要だと思います。
もちろん食事などに限らず、ポイントとなる部分を日々作れば、そんなに薄っぺらい人生にはならないはず。
みんなもがんばってポイント付けよう。
ちなみに僕は、「解説」を誰が書いてくれるのかがとても気になります。

僕はまとめた。

神「最近、物事が細かく分かれすぎているので、まとめてほしいと言われました。」
神々「それは言えてるねぇ。」
神々「言えてる言えてる。」
神「早食い選手権を見るときと、ペットがエサを食べているのを見るときの、人の気持ちって、どうかな?。」
神々「似てるなぁ。」
神々「両方とも、食べてる食べてるって感じだもんね。」
神々「まとめても、いいんじゃない。」
神「まとめる・・・、と。」
神「スベるのも計算のうちっていう芸人さんと、ゲーム発売日に体調不良により休む人って、どうかな?。」
神々「似てるなぁ。」
神々「ぎりぎりだと思うなぁ。」
神々「カッコでくくれるかどうかで考えたらいいよ。」
神「カッコでくくれるかどうか・・・、と。」
神「食べてて、っていうのと、食べべて、っていうのは、どうかな?。」
神々「似てるなぁ。」
神々「似てるけど、食べべてって、言わないじゃん。」
神々「でも、何か、かわいいよね。」
神「何か、かわいい・・・、と。」
このようにまとまったので、芸人さんがやや少なくなりました。

私の、ハリガネムシに関する知見

昨日からの続きなので。
【あらすじ】
友人のAくんがハリガネムシを見つけた
Aくんが指差した先には、水溜りがあるだけ。
僕は、それが何を意味するのか、全然分かりませんでした。
「何か、動いてる!!」
ちょっと興奮しつつも水溜りには近寄らないA。
水溜りで動くものといったら、はぐれアメンボくらいのはずだが、それらしいものは見当たらない。
寄ってみる。
何もいない。
いや、なんだか不自然な波紋が見える。
でも、なんにもいないのだ。
「あっ、この、細くて黒いヤツ!!」
またしてもA。
今思うと、彼とハリガネムシは何かしらリンクしていたのかもしれない。
確かにいた。
細くて黒いヤツが一本、水の中で動いていた。
太さは輪ゴムくらいで、長さは30cmくらい。
帯には短いし、たすきにも短そうで、幅も足りないくらいだ。
もちろん、ハリガネムシのことなど、全く知らない。
知らない人の家の庭での、未知との遭遇。
子供は、知らないことを増やすのが得意だ。
ただ、子供は、こういうシーンでは大胆な行動に出やすいもの。
「水の中でうにうにしているだけなので危険はなさそう。」
指で触ろうとしてみた。
すると。
突然、その細いヤツが、鎌首をもたげてきたのです。
ヘビがそうするように。
そして、あわてて指をそらすと、そのそらした指にあわせて、その「頭と思われる部分」を正確にトレースしてきたのです。
ここで、昨日から話してきた「ハリガネムシ」は、「ハリガネムシのようなもの」に変わります。
僕は「ハリガネエキスパート過程」を選択していないので、ハリガネムシが
・鎌首をもたげる
・哺乳類の体温に反応する
といった人間を不快にさせる動きをするかどうかが分かりません。
寄生虫というのは、寄生相手を段階をへて変えていく生き物なのですが、その寄生相手に哺乳類がいたら、その体温を感ずる能力は必要かもしれません。
しかし、ここで重要なのは、当時の僕らの印象です。
「何だかよく分からない細くて黒い動くものが、僕らの動きにあわせて動いている」という点。
こいつは怖い。
人が僕を目で追えば、「お、気があるんかいな。」となります。
猫が僕を目で追えば、「え、何か霊ついてる?。」となります。
犬が僕を目で追えば、「散歩はまだ。」となります。
ライオンが僕を目で追えば、「ボクオイシクアリマセン」となります。
これらは、目やら動きやらで、言葉がなくてもどうにか次行動を予測できるわけです。
でも、「何だかよく分からない細くて黒い動くもの」は、なにしろ「何だかよく分からない細くて黒い動くもの」なのです。
そんなヤツが、こちらの動きに同調する・・・。
僕もAも、触ることもなく逃げ出したのは言うまでもありません。
後日。
脚色した脚色した。
だいぶ脚色しました。
僕としては「家の前で待っていた」までがギリギリだと思ったので、話としては「すごい速さで追いかけてくる」でしめました。
帰り道。
一緒にいたO君が一言。
「爪のあいだとかから、ビュルーって入られなくてよかったね。」
・・・な、何を言い出すんだこの子は・・・。
でも、上記。
>「あっ、この、細くて黒いヤツ!!」
>
>またしてもA。
>今思うと、彼とハリガネムシは何かしらリンクしていたのかもしれない。
もうAは、侵されていたのかもしれない・・・。
ハリガネムシのようなものに関する知見、おわり。