揮発してほしくないのに。

猫を飼っているうちでは、時たまあることなのではないだろうか。
部屋がくさい。
アンモニアくさい。
「ねこしっこ」のせいだ。
この前、ふとんにやられました。
誰かが僕の部屋に「もも」を閉じ込めたらしい。
あわれ。
ももは、もはや猫ではなく「しっこ」となった。
我が家において「しっこ」を語るとき、必ず名が挙がる猫がいる。
「サンボ」という名の猫。
彼女は避妊手術をする際、何か神秘的なことが起こり、手術以降「しっこ」を気に入った場所に飛ばすという妙技を得た。
人間にとってはつらいことに、彼女が気に入るのはパソコンであったり、テレビであったりと、確実に「弱点:しっこ」的なものなのであった。
家電製品を破壊しまくるため、デストロイヤーと呼ばれたとか呼ばれていないとか。
貴方が部屋に入ったとき、アンモニア臭かったらベッドの下の猫を探せ。
猫がいないのを確認したら、机の上の煮こごりを探せ。
ちなみにサンボをいじめると、彼女は茶色い液体を分泌する。
「うんちっこ」と呼ばれたその液体は、もはや凶器である。
猫はいじめるな。

「揮発してほしくないのに。」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    主従関係がしっかりしていて、大変良いですね。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    「うんちっこ」は、
    ある意味カトちゃんの夢をかなえた。

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